happyの読書ノート

読書感想を記録していこうと思います。 故に 基本ネタバレしております。ご注意ください。 更新は、忘れた頃に やって来る …五七五(^^)

【本屋大賞】町田そのこ著「52ヘルツのクジラたち」涙ながらに読了

切なく温かい物語 2021年本屋大賞受賞作。ダントツの1位でした。 今でも近所の図書館に1500人近い方が貸し出しを待っておられます。 今年の流行語にノミネートされた言葉の中に「親ガチャ」という言葉があります。 「ガチャガチャ」何が当たるかわからない=…

【伊吹有喜】「四十九日のレシピ」やっぱり最後に泣かされた… 

最近、伊吹有喜さんの作品がお気に入りで、これが6作品目です。 NHKでドラマ化され、映画にもなった作品。 本の帯には、 わたしがいなくなっても、あなたが明日を生きていけるように。 大切な人を亡くしたひとつの家族が、再生に向かうまでの四十九日間。 熱…

【芥川賞受賞・本屋大賞ノミネート作品】宇佐見りん著「推し、燃ゆ」、ヅカファンとして共感する部分あり♪

本屋大賞ノミネート作は好きだけど、芥川賞は感動薄め 当ブログでは、本屋大賞ノミネート作品、直木賞受賞作品の感想記事が多いです。 毎年発表になる芥川賞ですが、これまでに4冊しか読んでないです。 150回(2013年下半期) 小山田浩子 穴 146回(2011年下半…

【原田マハ】「リボルバー」読了|ゴッホとゴーギャンにまつわるアートミステリー!ページを繰る手が止まらないっ

ファン・ゴッホの人生と作品は人を惹きつける魅力がある 昔、朝日新聞の別刷りの日曜版の表紙が、名画で彩られていた頃がありました。 ルノワールやドガ、ロートレックなど、それぞれの画家の特徴を知って楽しんでいました。 当時、ゴッホの独特の絵の具の使…

【知念実希人】「神のダイスを見上げて」読了…期待はずれ…for me

初めて読んだ知念実希人さんの作品は、本屋大賞ノミネート作品の「人つむぎの手」でした。 医師でもある、知念実希人さんらしい、医療系のお話で、感動しました。 もっと知念実希人さんの本を読んでみようと「仮面病棟」。 はらはらドキドキの展開でした。 …

【湊かなえ】読了後、切なくて苦しくなった「落日」

湊かなえさんの本は何冊か読んでいます。 本作は、直木賞ノミネート作でもあり、昨年、図書館に予約してあって、ようやく回ってきました。 久しぶりの湊かなえさん作。 湊かなえさんの作品は「地続きの怖さ」と新聞の記事で読んだ記憶があります。 小説の中…

山田風太郎著 「柳生忍法帖 上巻」読了|痛快復讐劇!ページを繰る手が止まらない!

今年9月に宝塚星組で上演される「柳生忍法帖」の原作本 時代小説の中でも、読もうと思わないジャンルの本でした。 剣豪の話より、江戸の人情物の方が好きなんです。 それなのに、読み始めたら、スピーディな展開に読まされて、先が気になり読むのを止められ…

【本屋大賞ノミネート作品】凪良ゆう著「滅びの前のシャングリラ」読了

全国書店員が選んだ いちばん売りたい本 「本屋大賞」第7位、 紀伊國屋書店スタッフオススメのベスト30「キノベス!2021」の第1位。 表題作他 全4編の連作短編集です 地球滅亡一ヶ月前の世界に生きる4人の、一人称で語られる物語。 シャングリラ パーフェ…

オルコット著「仮面の陰に」読了|若草物語の著者オルコットが描く男を手玉に取る強かな女性

伊吹有喜著「なでし子物語」とほぼ同時に読み終わりました。 深い内容ではないし、面白くてスイスイ読めました♪ 見出しは「抑圧への復讐譚」とありますが… これが抑圧への復讐? 男を手玉に取って、強かに玉の輿を狙う女性の話にしか思えないのですが。 主人…

【伊吹有喜】なでし子物語|ノスタルジーが香る不思議な成長物語

伊吹有喜さんという作家さんは、宝塚歌劇で「カンパニー」を上演するというので、原作本の著者と初めて知りました。 バレエ団の団員の実情に興味津々、妻に捨てられて?、会社では崖っぷちに立たされているしがないサラリーマンの青柳さんがとてもいい味を出…

森下信雄著「宝塚歌劇団の経営学」を読みました

ずっと、読書ブログ「happyの読書ノート」のサイドバー「読書予定・読書中」に置いてありました森下信雄著「宝塚歌劇団の経営学」を読了しました。 感想、内容は、姉妹ブログの「宝塚ブログ 心は青空♪」に投稿しましたので もし、ご興味ある方は、そちらを御…

【朝井リョウ】直木賞作家デビュー10周年記念作「正欲」読了

新聞広告のキャッチコピーに釣られて読んでみました 2021年3月25日刊行。 新聞広告のこの一文に、読んでみようと思わされました。 「みんなのヒミツ、暴かれた。朝井さん、やっちまったね。どうなっても知らないから」ーー高橋源一郎 作家・高橋源一郎さんの…

【綾崎隼】「死にたがりの君に贈る物語」、そういうことか!ラスト胸に迫る!!

綾崎隼さんの最新刊 読みました ちょうど、綾崎隼著「盤上に君はもういない」を読もうと思っている時に、新聞広告で見かけて図書館に予約していました。 あなたがいるから、私は小説を書こうと思います。――著者が、自身に、読者に問い掛ける衝撃の問題作! …

【伊吹有喜】犬がいた季節 読了、最終章、涙が止まらない。

伊吹有喜さんの作品を読むと、いつも温かい涙に濡れる 伊吹有喜さんの作品を初めて読んだのは、「カンパニー」でした。 宝塚歌劇で「カンパニー」が2018年に宝塚大劇場、東京宝塚劇場で上演されると発表になったのが2017年の6月末。 小説新潮に連載されてい…

ポール・ギャリコ著「ほんものの魔法使」、イライラしながら読了w

とりあえず読んでみました、舞台の原作本 宝塚歌劇で、「ほんものの魔法使」を舞台化するというので読んでみようと思っていました。 公演は 宝塚バウホールで2021年5月21日(金)~6月1日(火)、KAAT神奈川芸術劇場で2021年6月8日(火)~6月16日(水)で行…