彩瀬まるさんは、初めて読む作家さんです。 彩瀬まるさんの著書「新しい星」が第166回直木賞候補に選ばれました。 惜しくも受賞は逃されましたが、一度読んでみようと思っています。 その前に、どんな作品を書かれるのか興味があり、「骨を彩る」を読んでみ…
旅とバイクにまつわる4編が収められた短編集 昨年末に同僚がオススメしてくれた原田マハさんの本です。 私が初めて読んだ原田マハさんの本は「楽園のカンヴァス」、2012年の作品でした。 この「さいはての彼女」はその4年前の2008年に出版された本で、タイト…
「平成」という時代を逆行していく物語 6編の短編が収められています。 それぞれ短編としても読み応えありますが、それぞれのお話が繋がっているのが連作短編集の楽しいところ。 さらに、この小説は、時代を逆行しているので、そうか、あの人の若い頃にはこ…
直木賞候補作は読むことにしています^^ 第166回直木賞候補作品。 2021年10月10日発行、新聞広告で見て図書館で予約していました。 本の帯には、「気鋭の著者が医療の在り方を問う感動巨編。 手術支援ロボット「ミカエル」を操る天才外科医に託された少年の…
きっとあなたも騙される。 新聞広告に、 罠、また罠。100%騙される、戦慄ミステリー! のフレーズが踊っていました。 100%騙される?? 私も騙されるのかしら? ハイ、きっちり騙されました ^^; ネタバレすると面白くなくなるので詳しくは書けないのが残…
愚直なまでに「正義」を追求する主人公が活躍、は、葉室麟さんの真骨頂 316ページ、そこそこの厚さの本ですが、あっという間に読めました。 いつものことながら、読後感爽やか! 正義は必ず勝つ! ⚠ネタバレあります、ご注意ください 葉室麟さんの作品に登場…
第164回直木賞受賞作「心淋し川(うらさびしがわ)」を読みました 2018~2019年「小説すばる」に掲載された6編が収められた連作短編集です。 江戸の下町、千駄木にある、澱んだ川のほとりの長屋に暮らす人達の人生を描いています。 心淋し川(うらさびしがわ…
本作も息をも吐かせぬ展開、誰が正義なのか、オセロのように変わる印象 下村敦さんの著書は、2015年に第60回江戸川乱歩賞を受賞「闇に香る嘘」(2014年8月刊行)を読みました。 主人公は盲目故に、状況を把握できないもどかしさや、忍び寄る恐怖、何を信じた…
当ブログのサイドバーを御覧いただけばお分かりのように、本屋大賞ノミネート作品、直木賞ノミネート作品を中心に読んでおります。 ノミネート作品を読んで見つけた、好み作家さんの作品を追いかけて読んだりもしてます。 以前は、謎解きの面白さから、どん…
青山美智子さん…昨年1月の本屋大賞ノミネートの時に、初めて知りました。 2017年8月、『木曜日にはココアを』(宝島社)で小説家デビューされたとのこと。 全くのノーマークの作家さんでした。 心温まる連作短編集です 一章 朋香 21歳 婦人服販売員 二章 諒 …
自分用の読書記録を綴る拙ブログをご覧いただきありがとうございます。 いよいよ2021年もあと少し。 2021年に読んだ本 39作品を記録しておきます。 原田マハさんの作品、伊吹有喜さんの作品が好きです 聖マルコ殺人事件 塩野七生 灯台からの響き 宮本輝 メー…
琥珀とは…大昔に、木の樹脂が虫などを包み込んで化石になったもの。 宝飾品になっていて、映画「ジュラシック・ワールド」にも、主人公が過去を語る時に琥珀を眺めていたような… 本著も、帯に「罪を記憶に閉じ込めて、私たちは大人になった」と本の帯にあり…
前作「東京ロンダリング」は、離婚して家を出ることになったりさ子が、賃貸物件のロンダリングをするお話でした。 今回は、失踪屋=失踪した人を探す会社を立ち上げた仙道啓太と前作で登場した「相場不動産」が勧めるロンダリングをする「影」と呼ばれる人た…
ミュージアム勤務の経験があり、キュレーターをされている原田マハさんの、美術関連を題材にした作品は、切り口も鋭く、たくさんの知識・情報の宝庫で、興味深く読ませて頂いてます。 が、アートにまつわる作品が多い原田マハさんの作品の中で、アート系の作…
好きな女流作家さんは、原田マハさん、伊吹有喜さんです。 先日、手元に読む本がなくなったので、図書館で「原田マハ」さんの本を探していました。 ふと横をみると原田宗典さん、原田ひ香さんの作品も並んでいて… そう言えば、原田ひ香さんの作品は「口福の…