いつも愛読している 原田マハさんの「スイートホーム」を読みました。
さりげない日常の中に潜む幸せをすくい上げた 心温まる連作短編集、と本の紹介文です。
絵画に造詣が深い原田マハさんの本らしく 表紙の絵は Andy WarholのMultilayered Cake on Stand。
ケーキ屋さんのお話にぴったりの かわいい絵柄です。
絵画に造詣が深い原田マハさんの本らしく 表紙の絵は Andy WarholのMultilayered Cake on Stand。
ケーキ屋さんのお話にぴったりの かわいい絵柄です。
幸せのレシピ 隠し味は誰かを大切に想う気持ちーー。
連作「短編集」ですので 「楽園のカンヴァス」「奇跡の人」「リーチ先生」「たゆたえども沈まず」などの長編のような
深い感動はないのですが ほのぼのと心温まる お話が収められていて読後感爽快です。
羨ましいようなご家族、そしてご近所さん。お店の常連さん。
悪い人は誰一人出てこないのです。
主人公の陽皆(ひな)ちゃんと家族、その周囲との交流が移ろいゆく季節と甘いケーキの香の中に描かれます。
著者は 関西学院大学ご出身ということもあり 阪急系のスーパー「オアシス」が登場したり
この風景は あのあたりかな? と関西人は いろいろと想像しながら読むのも楽しいです。
連作「短編集」ですので 「楽園のカンヴァス」「奇跡の人」「リーチ先生」「たゆたえども沈まず」などの長編のような
深い感動はないのですが ほのぼのと心温まる お話が収められていて読後感爽快です。
羨ましいようなご家族、そしてご近所さん。お店の常連さん。
悪い人は誰一人出てこないのです。
主人公の陽皆(ひな)ちゃんと家族、その周囲との交流が移ろいゆく季節と甘いケーキの香の中に描かれます。
著者は 関西学院大学ご出身ということもあり 阪急系のスーパー「オアシス」が登場したり
この風景は あのあたりかな? と関西人は いろいろと想像しながら読むのも楽しいです。
主人公の香田家は パティシエのお父さんが ケーキ屋さんを開いてから、毎年
家の前で 家族写真を撮っていました。
陽皆のお婿さんが加わり 妹・晴日のお婿さんが加わり 赤ちゃんが生まれてまたひとり加わり…
家族の歴史が記録されていくのです。
定点撮影をされているご家庭も多いかも知れませんね。義兄家族がやってます。
去年 姪のお婿さんが定点撮影に加わりました、羨ましいです。
天から授かったご縁を得て集まった「家族」が なんと温かく描かれていることでしょうか。
人間はどんなに強がったって 一人では生きていけません。
人との交流が嫌いな方も確かにいらっしゃると思いますが
笑顔で 色んな人と心のキャッチボールを楽しめたらいいな、と私は思います。
この本、孤独が好きな下重暁子さんにプレゼントしたい、そして感想を聞いてみたいわ。