happyの読書ノート

読書感想を記録していこうと思います。 故に 基本ネタバレしております。ご注意ください。 更新は、忘れた頃に やって来る …五七五(^^)

「孤高のメス」読書中  まだ道半ば ( ̄ェ ̄;)

今年になってから 全然本の記事が書けてない 

本を読んでない訳ではないけど、 忙しかったせいもあるけど、
なんせ 今読んでるのが 超長編作 「孤高のメス」全6巻 (文庫本で)
91d92a4d.jpg



谷崎潤一郎 「細雪」全3巻
山崎豊子 「大地の子」全4巻なんて 目じゃなかった
天童荒太「永遠の仔」全5巻に次ぐ大作です


今日 3冊目読了 

嫌な性格のドクターがゾロゾロでてきて
医療より 自分の地位名誉に固執していたり
人を陥れようとしたり、腹の探り合い

もう ムラムラ いらいらしながら読んでました
んなわけで 結構サクサク読めます


主人公・当麻鉄彦のオペシーンは興味深いです
嫌味なドクターの鼻を明かすようなシーンは
胸の溜飲も下がって さすが当麻! 天晴れ~!


医療関係の方は あぁ~なるほど、と分かるので読んでて楽しいでしょうね
医療用語や オペシーンが盛りだくさん!

それもそのはず 著者は 
エホバの証人(宗教上の理由で輸血拒否)の
無輸血手術を行ったドクターで
手がけた手術は6000件とか。
それだけに すごくリアリティがあるんです!

時代はちょっと古く 日本初の生体肝移植が行われる前後です
(日本初の生体肝移植が島根医大で行われたのは1989年)

3巻目読み終え まさに 生体肝移植中に
九州に住む当麻の母が危篤・・・というところで 4巻へ続きます
これ、生体肝移植がメインテーマなのか?
それとも まだ3巻残っているから
話は全く違う方向に展開していくのか?
気になります

著者が いっぱい書きたいことがあるのは分かるのですが
こうも長いと どこがこの作品のハイライトなのか分かりにくい 
テーマが多すぎて 主題が分散してしまってないか?

私なら 6冊を1作品にしないで
テーマごとにわけて シリーズ化しちゃいますけど??? 
・・・なんちゃって。

やっと 半分、もう半分・・・頑張りますっ!