2011.7.31付朝日新聞読書欄に
「売れてる本」として紹介されていた
高野和明著 「ジェノサイド」を読みました
かなり分厚く 590ページの大作。
2012年本屋大賞ノミネート作品です!
本日の新聞広告です
「筋金入りのエンターテイナーが、2年半の時間を
取材と執筆に費やして書き上げた力作である」
と 読書欄の記事にあるように、
医・薬学系9名、
コンピューター関連、航空関連、言語・論理関連 各1名
韓国文化3名 に取材をされ、
参考文献29冊という、
まさに 「作者、渾身の一冊」です。
すごく分厚いハードカバーですが
まるで映画を観ているような
スピード感と躍動感で
ぐいぐい作品の中に引き込まれます。
本の帯には、
知性と野性の興奮をかき立てられる
第一級のエンターテイメント (雫井脩介)
初め、ハリウッドを凌ぐ、一級の娯楽作品、
創生を思わせる、圧倒的な物語。
このスケール感はすごい。
・・・とまあ 各氏絶賛!
アメリカ・ホワイトハウス、日本、
アフリカの奥地・コンゴのジャングルを結んで
どでかいスケールで物語が展開していきます。
まるでハリウッド映画を脳内で再生するかのような感覚に陥ると思ったら
それもそのはず、著者は、
ロサンゼルス・シティ・カレッジ映画科中退とか。 納得です!
ジェノサイドというのは、大量虐殺という意味だそうです。
武装組織が暗躍するアフリカの乾いた大地で
罪も無い村人たちが 無意味に殺されていくのです。
殺戮の様子は、見てきたかのようにリアルで
平和に暮らしている私たちの想像を絶するものですが、
耳元をかすめる弾丸の音や
爆破の振動や風圧まで伝わってきます。
トップシークレットのミッションを帯びた
傭兵たちの コンゴ行から アフリカ脱出まで
スリル満点です!! (一部えぐいシーンあり)
これと 新薬開発をする日本人大学生とは
どう関わっていくのか?
是非 皆さんに読んで頂きたいです!
コンゴの奥地で起こったことは 人類滅亡の始まりなのか?
それとも、新たな人類創生の物語なのか?
日本人大学生・古賀研人に迫る 危機とタイムリミット!
思わず手に汗握る展開の連続!!
コンゴで生まれた、アキリとエマは
現代のアダムとイブなのか・・・
読み応えありました!
読後感爽やかですっ!