happyの読書ノート

読書感想を記録していこうと思います。 故に 基本ネタバレしております。ご注意ください。 更新は、忘れた頃に やって来る …五七五(^^)

「謎解きはディナーのあとで」読了♪

今世紀最大の猛烈な寒波が日本列島を襲っていますが・・・
(今世紀最大ったって、今世紀は、まだ10年そこそこですが。

皆さんのお住まいのところは 大丈夫でしょうか?

なんだか 明日は神戸にも雪が降りそうなんです 
交通に混乱がなければいいのですが。



東川篤哉著 「謎解きはディナーのあとで」を読みました♪

2011年本屋大賞1位に輝いた作品です
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櫻井翔くん主演でドラマにもなりましたね~


作品そのものは、肩のこらない軽~いミステリー短編集。
サクサク読めちゃいます!

登場人物の人生を深く描きこんだり
手の込んだ 謎解きが待っているわけではありませんが

登場人物が面白~い!

クスッと笑える セリフが随所に!
はまります!

宝生家の執事(今時)兼運転手の影山は推理の天才
慇懃な口調で 麗子に
お嬢様はアホでございますか?
お嬢様の目は節穴でございますか?と言いつつ
見事に謎を解いてみせる。

いかにも、なネーミングの宝生麗子は
宝生グループ社長の一人娘の超~~~~お嬢様
にして、国立署の刑事
バーバリーのスーツを丸井のスーツ風に着こなし
目立たないようにしている。


宝生麗子の上司で
自動車メーカー社長の御曹司・風祭
国産車はださい、と現場にジャガーを乗りつける警部
超お金持ちを 隠している麗子とは逆に
金持ちである事を全面に押し出し、自分の過去の栄光を語る
相当なナルシスト 


これは 謎解きの楽しさより
この3人のキャラクターで読ませる小説ですね。

推理小説の醍醐味、謎解きの楽しさはありません キッパリ。


昨年末に 朝日新聞土曜版に
著者・東川篤哉さんがでておられましたが
かなりの「ゆるキャラ」で 微笑ましい方でした。


一話が短いので 通勤電車で読むのに便利です 

ドラマは本編は終わりましたが
3月27日(火)にスペシャル放送があるみたいですよ~