happyの読書ノート

読書感想を記録していこうと思います。 故に 基本ネタバレしております。ご注意ください。 更新は、忘れた頃に やって来る …五七五(^^)

笠井奈津子著「甘いものは脳に悪い」 読了

今年の1月4日に図書館に予約して ようやく回ってきた、
甘いものは脳に悪い」を読みました。

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読んだと言っても、だいぶ斜め読み。

ったく、つまらん本だぜぃ。
と、思った瞬間、読む気が…kuma_shatta-.gif 本日終了しちまった。


脳のエネルギー源はブドウ糖だから、いいだろうと言う常識を覆す
奇をてらった タイトルに
思わず手に取った方も多いのでは?

が。

よく読んでみると、甘いものが脳に悪いと言うよりも
甘いものをとるよりも、タンパク質を摂った方がいい、という
著者の提言です。
やっぱり甘いもの(ブドウ糖)は脳のエネルギー源で必要なものです。
甘いものが、脳に悪さをするわけではありません。

なーんだ、と鼻白むでしょ? タイトルに偽りあり?
タイトルに踊らされた感じがします。

冒頭の
甘いものを摂ると血糖値が上がりすぎてインシュリンが分泌され
今度は 血糖値が急激に下がって、集中力がなくなる。
甘いものよりタンパク質を摂れってことです
本の主題、これのみ。「はじめに」の部分だけ。



計算や根を詰める頭脳作業をした後や疲れている時などに
甘いものを摂るとホッとするのもまた事実。

私は、体が欲しているなら、甘いものを摂るのは
決して悪いことではないと思ってます。むしろ必要であると思います。
水分が不足したら、喉が渇くように、
体は自然と不足したものを欲するのですから。

糖分、塩分、脂肪…何でも摂り過ぎはよくないのは当たり前ですが、
甘いものを摂るのが是か否か、状況によるのではないか、と
医学・栄養学門外漢の私ですが 思いました。


とにかく、食生活を意識していれば
おのずと健康になるということは、誰でも知っています。

医食同源と昔から 言い習わされてます。

当たり前の事なんだけれど、できてない事が多いですね、
自戒の念を込めて、食生活を見直そう!とは思いました。

それ以外の話と言えば

朝食を必ず摂りましょう、朝のフルーツは効果的。
GIの高い食品(消化の良い食品)には注意が必要。
夜の食べ過ぎに注意、夕食摂るのは9時までに。
4つのお皿の話(主食、主菜、副菜、汁物を摂る)

知ってる~~~

女性は学生時代に栄養学的なことを家庭科の授業で習うし
情報番組にもしょっちゅう取り上げられてる内容なので
本の内容に全く新鮮味を感じず 


既に 世間に周知の事実ばかりで退屈でした。

この本を要約すれば 400字詰め原稿用紙2枚でおさまります。


その証拠に、
読書メーターをちらりとのぞいたら、
やはり 同じような意見の方が多く(知ってる内容ばかりだという)
★ひとつ、というレビューが多かったです。
(感動作には ★★★★★~と星がいっぱい並びます)

Amazonのカスタマーレビューも★1が一番多いという低評価となっています
羊頭狗肉」と評しておられる方も。ぷっ(艸`*)

中には、おぉ!と目から鱗の方もいますが、少数派です。






幻冬舎新書は、前回読んだ「下山の思想」もはずれでした。
こちらも、タイトルと中身がアンバランス。

どちらの本も、いたずらにネーミングが上手いだけに 期待して
読後に物足りなさを覚えました。


いや~ よく本にしたな~ ページ増やして本の体裁整えるの大変だったろうな、と
本作りの裏側を深読みしてしまったよ 

辛口になってしまいましたが…率直な感想だからしょうがないわ。