happyの読書ノート

読書感想を記録していこうと思います。 故に 基本ネタバレしております。ご注意ください。 更新は、忘れた頃に やって来る …五七五(^^)

イヤミス??? 湊かなえ&沼田まほかるワールド

今朝のNHKおはよう日本の[emoji:e-132]チェックエンタメのコーナー、

キーワード:イヤミス…?? 何だそれ?


イヤミスとは…後味の悪い推理小説の事だそうです 
イヤ~な気分になるミステリーの略 

最近ブレイクしている沼田まほかるさんの「九月が永遠に続けば」

ホントに気持ち悪いし 気分悪いし 怖いし。
よくこんな設定思いつくわ
読み終えたら 暗くて蒸し暑い地下室から
高原のホテルのテラスに出たみたいな爽快感を味わえます。

今までの閉塞感はなんだったんだ…っていう。

その沼田まほかるさんの作品に
彼女がその名を知らない鳥たち」というのがあるのですが、
読んでて 最高にもやもやして 気分悪いらしいのです 
まほかるブームで 図書館に予約してたのですが
キャンセルしちゃいました、読む勇気がなかった 

ユリゴコロも 手に汗握る緊迫感ありでした!


ちょっと趣を異にするのが 湊かなえさん

映画「告白」でも息詰まるような湊かなえワールドでした。
観終わったあと、鉛の塊を胸に撃ち込まれたような
重い気分になりました

湊かなえさんの作品は、誰しも多かれ少なかれ持っている
人間の暗部を抉り出すような内容が多いですね~

時々ドキッとさせられます 

今朝のおはよう日本では
湊かなえさんの、「白ゆき姫殺人事件」の出版を記念しての
サイン会の様子が映っていました。

ファンの一人は、今までの推理小説は、犯人が分かっておしまい、だったけど
湊作品は その先もどうなったかを考えさせられる作品だと言ってました。

おはよう日本のインタビューで、湊かなえさん自身も言ってましたが
自分たちの生活と地続きだから怖いのではないか?と。
そうそう、その通り!!

身につまされるような話や、どこの家庭でも起こり得る題材だけに
怖さも一入です。
だからと言って そうそう「殺人事件」に出くわすものでもないのですが。
毎週殺人事件に遭遇するのは、名探偵コナンくんくらいのモンです。t00200020_0020002011955378055.gif



湊かなえさんは、以前教員をされてただけあって、子供にまつわるお話を書かせたら
天下一品!
それぞれの登場人物の内面描写も鮮やかで、読まされます!

…と思ったら
「緻密な構成の支えとして、徹底した登場人物の性格付けを心がけている」と
wikipediaに出てました。 なるほど納得。


イヤミスの一冊真梨幸子著 「殺人鬼フジコの衝動」も読みましたが…
あんまりな内容に感想を書きかけて途中でほったらかしたまま
ブログ原稿フォルダの中で長い眠りについています。
いつか その気になったらUPします(たぶん永眠すると思いますが)

何故このような イヤミスがはやるのか…?


感動に胸を熱くし、ピュアな涙を流したいと思いながらも…
お化け屋敷に入るときの気分に似てるのかも知れないですね。

先日 湊かなえさんの「白ゆき姫殺人事件」を図書館に予約したら
343人待ちでした。
いつ回ってくることやら…?