happyの読書ノート

読書感想を記録していこうと思います。 故に 基本ネタバレしております。ご注意ください。 更新は、忘れた頃に やって来る …五七五(^^)

有川浩著 「三匹のおっさん」読了♪

昨年9月24日に図書館に予約してあった
有川浩著 「三匹のおっさん」が届いたので読みました。

友達に、面白いよ~と勧められた作品です♪

三匹のおっさん、というタイトルからして、ウン、面白そう 

雰囲気を100%伝える 挿絵もほのぼのとしていて良い感じ♪ (挿絵:須藤真澄)

      三匹


ネタバレあります、ご注意ください 


子供の頃、ろくでもないイタズラをしていた「三匹の悪ガキ」が、
長じて今は、還暦の「三匹のおっさん」に。

ジジイとは呼ばれたくない、呼ばせない三匹とは…
主人公・キヨ ゼネコンを定年退職、先代から剣道場を継いだ剣道の達人でもある。
       第二の人生は、近所のアミューズメントパークの嘱託社員。
       
シゲ     居酒屋を営む。今は息子にバトンタッチ。
       柔道で国体出場経験有り。

ノリ     腕っ節はからきしダメだけど、工場経営で、技術屋。頭脳面担当。
       遅くに授かった一人娘早苗とふたり暮らし。

三人の、いや、三匹のおっさんが、ご近所で起きる
様々な事件に馳せ参じ、三人の特技を生かして解決するという
胸のすくようなお話が六編収められています。

アミューズメントパークの店長が脅されて
売上金を抜く(従業員をカツアゲという形で)事件を解決!


痴漢の現場を押さえて、とっちめたり、
結婚振り込め詐欺を未然に防いだり、
中学校の校庭で飼育しているマガモの雛の
虐待犯を捕まえたり…と大活躍!


ご近所に潜む悪を三匹が斬る!(文庫本裏表紙カバーより)


そして、キヨの高校生の孫、祐希の成長物語と
ノリの一人娘・早苗と祐希の淡い恋物語も絡めて
ハートウォーミングな作品に仕上がってます。


2008年3月~2009年1月、別冊文藝春秋に連載されていたものを
まとめて出版され、昨年3月文庫化になりました。

文庫ランキング 2週連続1位、たちまち30万部を突破したそうです。

それぞれのキャラが立っていて、
登場人物が活き活きと描かれ、読んでいてとても楽しいです!!


そして、チャラっとした高校生の祐希、
口は悪いが、根っこは「いい奴」、いるいる、こんな高校生!と
脳内再生が楽しい作品です。

サクッと気楽に読める一冊です 


三匹のおっさん 特設サイトまでできてる! 
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