久々に読書ネタ~♪
ずっとシリーズで読んでいる高田郁著「みをつくし料理帖」
第9巻 美雪晴れを読みました♪
行方知れずになっていた 天満一兆庵の息子・佐兵衛が見つかった。
佐兵衛から再婚の了解を得た
澪の育ての親、元天満一丁庵のおかみ・芳。
戯作の版元・坂村堂の父で、料亭・一柳の主、柳吾との縁談が整います。
第9巻は、芳と柳吾の縁談にまつわるお話です。
ふっくら艶々がいいのか皺くちゃがいいのか・・・
江戸っ子は皺くちゃが好き、大坂はふっくら艶々、は
お肌の話ではなく、黒豆のお話 (艸`*)
いつまでも、江戸と大坂の違いに翻弄される澪です。
師走、江戸の料理番付が発表され、つる屋が関脇に返り咲いた
選ばれた料理は、吉原の大火で命を落とした又次を偲ぶ「面影膳」。
面影膳を、と客が来ても、あれは、三日精進限り、
胸に棲んでる大事な人を思って食べてもらいたい料理なのだ、と
断る店主・種市。
目先の商いに囚われることなく、料理というものを何より大切にするつる屋。
店を構えるものは、まず儲けを一番に考えがちだが、
何よりも料理人としての澪の才を大事にしようとするつる屋の種市。
温かいですね~♪
「澪、料理の道でお前はんの人生の花を咲かせておくれやす」
芳に言われて、自分の迷いに気づく澪でした。
澪には鼈甲球を売りだして幼なじみの野江の身請銭、四千両を
工面しようと考えていましたが、
老舗・登龍楼は、澪が考案した「鼈甲珠」(べっこうだま)と
そっくりの「天の美鈴」を売り出していました。
吉原で、鼈甲球を振売り(行商)で売ろうとすると、まがい物扱いされ
同業者から酷い洗礼を受けてしまいました。
吉原には、吉原の規律がある・・・
吉原の翁屋の楼主伝右衛門に商いの相談に行き
幼馴染の野江が暮らす翁屋に卸すことになりました。
天の美鈴に、優るとも劣らないその味に、鼈甲球が吉原で大人気に♪
ひとつきで二十五両を売りあげたのです!!
医師の源斉は澪を「食は人の天なり」という言葉を体現できる
稀有の料理人だ、と言います。
その言葉で、迷いから解き放たれた澪の眼前に
一筋の道が見えてきたのでした。
料理人の道を諦め 結婚をするのか悩んだ「心星ひとつ」
↓
◆関連記事
「心星ひとつ みをつくし料理帖」読みました♪ 2012.2.22
澪が、どのような料理人として生きるか、悩んだ時に必ず
サジェスチョンをくれる源斉先生。
これほどまでに大きな存在に傍らで見守られていたことに
胸打たれる澪でした。
澪と、つる屋の仲間や、源斉先生、天満一兆庵の女将・芳
他、とりまく人々との交流が温かく描かれ
読後感、爽快!
いよいよ、次は第10巻、最終巻だそうです。
1巻から読んできてるので、なんだか寂しいです。
先日、ドラマ「みをつくし料理帖」放送してましたね。
前回同様
配役がワタクシ的に気持ち悪かったです!
澪 北川景子が美しすぎてイメージ違い。違和感。
つる屋の主人種市の 大杉漣もかっこよすぎ
戯作者・清右衛門 片岡鶴太郎は小柄で貫禄なし。
種市と交替~!
まず北川景子ありきで作ったドラマだとしても、
配役の妙が全くないどころか
作品を読んだ者は、納得行かないメインキャストの配役でした。
配役は本当に大事ですね。