朝日新聞の読書欄
「売れてる本」のコーナーで紹介されていた本です。
著者の東田直樹さんは、重度の自閉症です。
コミュニケーションが取りにくいのですが
文字盤を指したり、パソコンを使うことで
自分の思いを伝えることができます。
コミュケーションを取れないことはどれほど孤独なことか、
その苦しみを 誰かに伝える術さえわからなかった絶望感。
想像するだけで 胸が痛くなります。
ご家族も苦しまれたのでは、と想像しますが
ご家族の理解があって、二人三脚で
努力されたおかげで
今まで語られなかった「自閉症本人の言葉」が
活き活きと紙面に踊っています。
感情は、ほとばしっているのに 言葉で表現できない辛さ。
まさに、体の中で「跳びはねる」状態。
自閉症への理解を深める一冊です。