⚠️ 基本ネタバレしております。ご注意ください。

中村文則著 去年の冬、きみと別れ 読了

本屋大賞第10位

ちょっと気味の悪いシチュエーションや
想像したくないようなシーンもあります。

ただ、不思議な、というか、
謎めいたことを、早く知りたい一心で
先へ先へと読み進みました。

ネタバレあります、未読の方はご注意下さい

留置場の面会室で、「僕」は、
仕切り越しに男と向き合っていました。

無罪を主張する「その男」は、女性二人を殺害の罪で死刑を言い渡されていました。

その男の職業は、写真家。
かつて、ひとつの作品で名を成した事もあるのです。
彼の生い立ちは、かなり謎めいていて

事件を追うルポを書こうと、取材を進める「僕」の前に立ちはだかったのでした。

どう言うこと? 疑問を解くため、ページが進みます。




その男=写真家が、自分の作品の完成度を上げるために、
被写体の女性に火をつけることを思いつきます。

が、一人目の女性は、撮影中の事故で焼死
二人目も撮影中に焼死した為、二件とも、殺人と見なされ
死刑囚として収監されたのですが

二件目は、編集者と「僕」が共謀して男を殺人犯に仕立て上げたのでした。

二人は、写真家に恨みを抱いていて、
恨みを晴らす為、
自らが、写真家に手を下すのではなく、
裁判で裁かれる事で写真家を死に至らしめようとしたのです。


最後の種明かしの為
伏線を回収していくのが性急過ぎて
何か、無理がある感が否めませんでした。