すっかり忘れてましたけど ^^;
本日、第171回芥川賞と直木賞 受賞作品が発表されました。
第171回芥川龍之介賞候補作
朝比奈秋「サンショウウオの四十九日」
尾崎世界観「転の声」
坂崎かおる「海岸通り」
向坂くじら「いなくなくならなくならないで」
松永K三蔵「バリ山行」
第171回直木三十五賞の候補作
青崎有吾『地雷グリコ』
麻布競馬場『令和元年の人生ゲーム』
一穂ミチ『ツミデミック』
岩井圭也『われは熊楠』
柚木麻子 『あいにくあんたのためじゃない』
うわ〜〜、1冊も読んでない!!
芥川賞 朝比奈秋著 「サンショウウオの四十九日」
著者は医師でもあるそうです。
それ故に人体や、人間の意識を見つめてこられた経験が生きているのでしょう。
視点人物の違和感に始まり、タイトルのサンショウウオに絡むエピソードとその伏線の回収など展開が鮮やか。
主人公姉妹の境遇であれば重苦しい話になりそうだが、ユーモアと温かみを感じた。
意識と身体との関係性を通して、「自分の存在を実感しうるものは何か」といった哲学的な問いも折り重なっていて読み応えがあった。
引用元:東京新聞
特殊な身体を持つ主人公、と言うことでかなりの衝撃だと思いますが、それ以上に深淵なテーマが読むものに揺さぶりをかけてきそう。
いつか読んでみたいです。(現在図書館に20冊予約中w)
芥川賞 松永K三蔵著「バリ山行」
受賞作の「バリ山行」は、勤め先が経営難に陥り、人員整理への不安を募らせる会社員の男性が主人公です。
ある日、仕事へのこだわりが強すぎてリストラ候補とささやかれる先輩社員について、道なき道を突き進む登山に挑みます。
職を失うかも知れない不安を抱えながら、決死の思いで険しい谷を越える体験を通して、みずからの生き方を問い直す心の動きが、臨場感あふれる描写で書かれています。引用元:NHKニュース
著者は、初候補、初入選だそうです。
臨場感あふれる描写…読んでみたい!
私が読んだ中で、登山シーンがリアルな作品は
- 横山秀夫著「クライマーズ・ハイ」(感想文なし)
- 下村敦史著「生還者」
- 藤岡陽子著「きのうのオレンジ」
手に汗握る展開にのめり込んで読んでしまいます。
いつか「バリ山行」読んでみたいです。
直木賞 一穂ミチ『ツミデミック』
一穂ミチさんの作品は好きなので、図書館に予約しました。(買わないのか?)
もともとBL小説(BOY'S LOVE)を書いておられたそうですが、最近では一般小説でもご活躍。
今まで顔出しNGでしたが、授賞式で顔を出さないわけにはいかない…ということでマスク着用の一穂さんでした。
パンデミック(コロナ)で人生の先の見えない人たちを描いているようですね。
ツミデミックは、人生詰んだとパンデミックをかけてるのかしら?
選から漏れた作品でも読んでみたい候補作
芥川賞なし
直木賞
岩井圭也『われは熊楠』
和歌山出身の生物学者、南方熊楠の人生、興味深い。
牧野富太郎と全然違う生き様だと思うので読んでみたいです。
柚木麻子 『あいにくあんたのためじゃない』
柚木麻子さんの著作は楽しくて、心理描写が鋭くて7作品読みました。
他人から貼られたラベルに苦しみ抗いながら必死に生きる女性たちを描いた全6話の短篇集。
…ということで興味深いです。
日常のありふれた生活のなかに潜む毒、みたいな?
読んでみます。
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