happyの読書ノート

読書感想を記録していこうと思います。 故に 基本ネタバレしております。ご注意ください。 更新は、忘れた頃に やって来る …五七五(^^)

火怨 北の燿星アテルイ 上巻を読みました♪

宝塚星組 礼真琴主演での公演が決まっている

阿弖流為

 

原作本の 高橋克彦著

火怨 北の燿星アテルイ」の上巻を読了しました。

 

第34回 吉川英治文学賞作品。

 

        火怨

 

 

図書館で借りてるんですけど、失敗した~

文庫本にしなかったから 重さ 560g 外出時に持ち歩くのが大変

 

の前に、上巻だけで438ページ 怯む~~最後まで読めるかしら?? 

 

読むべきか 読まざるべきか…躊躇させるボリュームでしたが

読み始めたら 脳内ドラマ化がすごく楽しくて♪

スイスイ…とはいかないけど なんとか上巻 読み終えました。

 

阿弖流為。 アテルイ、蝦夷の若きリーダー。

 

征夷大将軍! 知ってるっ!

坂上田村麻呂! 知ってるっ! 

阿弖流為(アテルイ)・・・・・・・・・知らん!! 

 

日本史の中でもドラマや舞台でクローズアップされるのは

戦国時代と幕末&明治維新

時代が大きく動く時が面白い!

 

というわけで 平安時代のまだ前の奈良時代の後期頃は、

ん~~~~ 「征夷大将軍、坂上田村麻呂 蝦夷平定」

と サクッと習った記憶はあるけど ほとんど感心がありませんでした。

 

この作品は 蝦夷のヒーロー 阿弖流為、誰??って感じでしたが、

 

NHK BSプレミアムでドラマ化されてますし

劇団☆新感線でも舞台化 ← 感動作だった様子!

さらに 歌舞伎でも舞台化!と 私が知らなかっただけか…

 

 

 

東北地方にお住まいの方はよくご存知なんでしょうか。

 

朝廷から遠く離れた土地に住んでいるというだけで

蛮族のように言われ 誇りを傷つけられた蝦夷の人々。

 

誇りと領土を取り戻すための戦いを描いた作品。(あくまでも上巻)

 

ネタバレあります、ご注意ください。

 

 

 

 

読む前に というか 宝塚星組で礼真琴主演で舞台化、と聞いて

NHKの火怨 北の英雄 アテルイ伝のWikipediaを読んでしまった…

 

頭の中で 阿弖流為はまこっちゃん(礼真琴)

で 仲間の母礼がドラマでは北村一輝さんだったので

私の頭の中の映像変換は 礼真琴、北村一輝で進んでしまいました。

 

大和朝廷は 多賀城に鎮守府を、更に北に伊治(これはる)城を築き

蝦夷出身(夷俘)の伊治呰麻呂(あざまろ)に守らせておりました・・・・

 

蝦夷の民から 裏切り者とそしられながらも呰麻呂は

心ひそかに策を練り 転覆を図っていました

 

ついに時が来て 阿弖流為たちと結んで

朝廷側の 紀広純、道嶋大盾を討ったのでした (伊地呰麻呂の乱)

 

この本の冒頭は 呰麻呂の乱から始まります。

 

「朝廷は蝦夷を人とみておらぬ。中略 獣に落とされた後の蝦夷には

そもそも土地などいらぬ。国は土地ではない。

暮らしている者の心にこそある」     (本文より抜粋)

 

人としての誇りを踏みにじられた 蝦夷が

心を一つに立ち上がろうとしたのです。

 

阿弖流為は 弱冠18歳。

剣の立つ 雄々しき青年♪ 

 

豪族 物部天鈴をして「将来が楽しみな男」と言わしめました。

 

勇敢さ、行動力、武術に長ける 若きリーダーを

知と策で支える 母礼。

 

蝦夷の長たちが 唸るほどの冷静な判断と先を見通す力で

次々に策略を成功させていきます。

 

剣の達人 飛良手や猛比古が 強力な助っ人であり

物部二風が 財政面でサポートし

 

それまで バラバラにゲリラ的に朝廷と小競り合いを続けてきた蝦夷が

一つの軍として機能するようになっていく様子が生き生きと描かれています。

 

朝廷の小黒麻呂や 紀古佐美ら

蝦夷軍の 阿弖流為、母礼、伊佐西古らの談義の様子など

今見てきたかのように リアルに語られ

 

軍師のように 策を立てる著者に脱帽です!

 

上巻の最後の方に 坂上田村麻呂とは

阿弖流為が7,8歳の時に 12歳の田村麻呂と多賀城で会っていたと

わかる件があって…

 

ここから2人の友情のお話に発展していくのでしょうか??

 

読了したら また感想UPします。

 

 

今は舞台化の配役が早く知りたくてたまりませんっ!

 

上巻では、阿弖流為が一番頼りにしているのが

7つ年上の 黒石の母礼なのですが…

 

後半では 坂上田村麻呂との友情が描かれる??

 

坂上田村麻呂は 阿弖流為らの降伏を受け入れ

都まで連れ帰り 死刑を免れるよう嘆願したが お上に却下されたとか。

 

このあたりがドラマティックに描かれるのでしょうか。

 

舞台でも だれが坂上田村麻呂を演ずるのか 

母礼は誰なのか?? 配役発表が楽しみ♪

 

 

Amazon カスタマーレビューより

この本には感動した。大作であり、名作。一度読み始めると、

息を呑むようなダイナミックなストーリーの展開にぐいぐいと引き込まれていった。

投稿者 starlightさん

 

衝撃のラストが忘れられない。泣けたぜ。

投稿者 benishogaさん

 

 

 

 

ますます早く、下巻を読みた~~~い!!ってなりました♪