先日読んだ「潮騒はるか」も「むかしむかしあるところに死体がありました」もイマイチ好みじゃなかったわ…と思っていたところに、図書館から、予約本が届いたとのお知らせ♪
早速借りてきました。
2014年12月5日に、文庫書き下ろし小説として実業之日本社文庫から刊行され、ベストセラーになりました。
2020年3月に同名で映画化されるのと シリーズ累計100万部突破記念でしょうか、2月3日に単行本「仮面病棟 愛蔵版」が出版されました。
100万部突破記念 3大特典
1 直筆サイン入り
2 自著全作品解説(巻末に18ページにわたり解説あり)
3 100名に特製図書カード(500円分)が当たる
初版3000冊限りで著者のサイン入り愛蔵版です!
今年1月17日Twitterで 知念実希人さんが 初版本に一生懸命サインをされていて、本を開いて渡す→知念実希人さんがサイン→印を押す→本を開いたまま積み上げる という流れ作業を延々とされている動画が上がっていました^^
お疲れさまでした^^
知念実希人著「仮面病棟」は、ハラハラどきどきの物語
帯に、怒涛のどんでん返し!!一気読み注意!
ほら~ 注意されてるのに一気読みしちゃいましたよ、後少しだからって夜中の1時までラストスパートかけて読み終えました。
直近で読んだ2冊が今ひとつ 心が動かなかったので 「仮面病棟」に期待していました。
どれどれ、今度は…?と読み始めたら面白くて止まらない!!
知念実希人さんの本屋大賞ノミネート作品「ひとつむぎの手」を読み、熱いものがこみ上げるラスト!
今回はどんな展開かしら?と楽しみにしていましたが 期待を裏切らないスピード感で読まされました。
普段は感想を書くのに、若干のネタバレありですが…
これは、絶対にラストを知らない方が面白いです。
予備知識は、本の帯に書いてあるあらすじ程度でOK!
療養型病院に強盗犯が籠城し、自らが撃った女の治療を要求した。事件に巻き込まれた外科医・速水秀悟は女を治療し、脱出を試みるうち、病院に隠された秘密を知る―。閉ざされた病院でくり広げられる究極の心理戦。そして迎える衝撃の結末とは。現役医師が描く、一気読み必至の“本格ミステリー×医療サスペンス”。著者初の映画化作品!
仮面病棟 帯より
幕開けから、緊張感漂う展開。
病院の謎、院長、ナースらの態度も不審、何を信用していいのかわからない「病院」という密室の中での心理戦は じりじりとまともな精神を消耗していきます。
ひとつ謎が解けたら、さらなる謎が立ちふさがっていて 知れば知るほどクリアになるのではなく 知れば知るほどわからなくなっていくのです。
医師というわらじも履いている知念実希人さんならではの医療現場サスペンスですね。
後ろからひたひたとつけられているような、どこかで見張られているような、音を立てては行けないような緊迫感の中で読みました。
この作品、映画化されるのも納得です!
ラスト近くの激しいシーンは映画的に迫力のあるシーンになるでしょうし ラストは余韻を観るものに残しそうです… 映画は観てませんが!
どんな演出になったのかも知らず。 読んでから観るか、観てから読むか。某書店のキャッチコピー。
読んだから、映画を観てみたくなりました。
胸アツ、とかは無くてハラハラどきどきのジェットコースターノベル。
最後の最後に 一抹の寂しさが胸を吹き抜けて行きました。
おすすめです!!
さて~ 知念実希人さんの 人気シリーズ最新刊「神話の密室 天久鷹央の事件カルテ」が今日発売だそうです。
シリーズを読んでらっしゃる方待望の新刊ですね。
私も読んでみようかしら^^