やっぱり東野圭吾のミステリーは面白い!!
東野圭吾さんの著作は、ミステリーでありながら、感動を呼ぶストーリーが心の琴線に触れ、涙することも…
最近読んだ東野圭吾作品は、『クスノキの番人』。
主人公の成長物語(胸熱♪)と謎解き。
『ナミヤ雑貨店の奇蹟』もノスタルジックでストーリー展開がよかったような。
10年以上も前なので記憶薄れがち…^^;
東野圭吾さんは、たくさん作品を書いてらっしゃるので、
中にはその設定は作者都合でしょ?と思うような、無理やりな展開のときもあり、一時期離れていましたが
久しぶりに東野圭吾さんのミステリーを読むとやっぱり面白いわ〜♪
あっという間に読んでしまいました。
『どちらかが彼女を殺した』『私が彼を殺した』は読んでいませんが、この2冊は、読者に真犯人を推理させる趣向だったそうです。
今回読んだ『あなたが誰かを殺した』は、警視庁捜査一課警部の加賀恭一郎の推理が冴え渡り、鮮やかな謎解きを見せてくれてスッキリ!!
謎を解き、理路整然と説明する加賀恭一郎がいきいきとしていて…
阿部寛さんで脳内変換して読んでいました。
Amazon★4.3 ★5=56% 2023年9月21日発売
夏の別荘地で起きた連続殺人事件、犯人は自首&黙秘、動機は??
ミステリーは、事件の真相を暴いていく過程を読むのが楽しいです。
犯人は? 動機は? 事件の裏に隠された真相は!!など、読みどころ。
『あなたが誰かを殺した』では、夏の別荘地でバーベキューパーティをする4組の家族(親戚)が、パーティお開きの後、次々に刺殺されるという連続殺人事件を追っていきます。
犯人の男は、近くのホテルで最後の晩餐、とばかり高価なディナーを食べ、
1本20万円はくだらないというワインを飲んだあと、警察を呼んでくれ、と支配人に頼みます。
自首するために。
最初から、逃げるつもりもなく、死刑を希望していたのです。
が、事件について黙秘しているために、犯人はわかっても供述調書を作れず警察も手をこまねいていました。
なぜ殺されなければならなかったのか?
遺族の思いはその一点。
5人もの命が奪われたのは、偶然だったのか、計画性があったのか。
被害者家族、当日バーベキューに参加していたメンバーが集まり、「検証会」なる会が開かれました。
「なぜ?」を解明するために。
加賀恭一郎は、叔母の誘いでバーベキューに参加していた鷲尾春那の付き添いで検証会に同席していたのです。
加賀恭一郎の慧眼により、1枚、また1枚とヴェールが剥がされ、真相に近づいていく過程を興味深く読みました。
「一人でも嘘をついていたら、真実は遠のく。」
という加賀恭一郎ですが、皆それぞれ隠し事があり…
犯人は血のついたナイフを示して自首しましたが
加賀恭一郎は、もう一人事件に関わった人物がいる、と断言。
この部屋の中に??
誰なの?
不穏な空気が伝わってきます。
仲間の誰かが殺人犯だなんて…息詰まる展開!
もう、ページを繰る手が止まらない!
これぞ、東野圭吾の真骨頂!
共犯者はまさかの…!!
いや〜、面白い!!
途中、遺族の中学生の寄宿舎の職員、と言う女性がものすごく怪しかったんですが、
彼女の素性が知れてまたびっくり。
そして犯人とグルだったのは…。(ネタバレなし)
何度も何度も驚かされてあっと言う間の309ページ。
エンターテインメント性高いわ〜♪
お見事!
今回はネタバレなしの方がいいと判断しました。
読んで、楽しんで欲しいです ^^
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