6月12日に、第173回芥川賞と直木賞の候補作が発表されました。
芥川賞4作
直木賞6作
でした。
芥川賞の候補作は、4作品
グレゴリー・ケズナジャット 「トラジェクトリー」
駒田隼也 「鳥の夢の場合」7月16日発売
向坂くじら 「踊れ、愛より痛いほうへ」6月24日発売
日比野コレコ 「たえまない光の足し算」
予約販売になっているので、予約購入するのがこわいから読めないw
芥川賞は、あまり相性がよくないですが、第171回の芥川賞受賞作、松永K三蔵著「バリ山行」は面白かったです。
向坂くじらさんは2回目の候補ですが、昨年の候補作、『いなくなくならなくならないで』は、
Amazon ★3.7で、★5を付けた方が30%の低評価でしたから、図書館か本屋さんでちらっと見てから買いたいですね…。
「踊れ、愛より痛いほうへ」は、登場人物紹介を読んだら面白そうですけど♪
候補作4作というのは、2017年の第157回以来だそうです。
いつも読書の参考にしている直木賞候補作は6作
直木賞の候補作には、次の6作品
作品の後ろの数字はAmazon HPでの評価です。
逢坂冬馬「ブレイクショットの軌跡」 ★4.4 ★5=72%
青柳碧人「乱歩と千畝 RAMPOとSEMPO」★4.5 ★5=69%
芦沢央「嘘と隣人」 ★3.6 ★5=30%
塩田武士「踊りつかれて」 ★4.5 ★5=67%
夏木志朋「Nの逸脱」 ★4.0 ★5=49%
柚月裕子「逃亡者は北へ向かう」 ★4.1 ★5=49%
逢坂冬馬「ブレイクショットの軌跡」と
青柳碧人「乱歩と千畝 RAMPOとSEMPO」、
塩田武士「踊りつかれて」
の3作品は、高評価ですね!
逢坂冬馬著「ブレイクショットの軌跡」
『同志少女よ、敵を撃て』を超える最高傑作、と謳われていたので、読むつもりです。
『同士少女よ、・・・』は、ちょうどウクライナ戦争が始まった年でもあったので、世相が追い風になった部分もあるかなと思いました。
日本から遠く離れたソ連の、現代から遡ること80年、少女が立派な戦士になっていく様を見てきたかのように書かれていました。
興味深くはあったけれど、読むのがしんどい作品でした。
今回の候補作『ブレイクショットの奇跡』は、★5を付けた方が7割超ということで、読むのを楽しみにしています。
青柳碧人「乱歩と千畝 RAMPOとSEMPO」
誰もが知る江戸川乱歩と杉原千畝。
2人に接点が?? 面白そうです!
★5は69%。
青柳碧人さんの作品は「むかしむかしあるところに死体がありました」が本屋大賞ノミネート作だったので読んだのですが、個人的にはイマヒトツでした。
今回はガラリと作風が違う感じ。期待してます!
塩田武士「踊りつかれて」
社会派サスペンスの塩田武士さん。
「グリコ森永事件」をモチーフにした誘拐事件の『罪の声』や
昨年の本屋大賞3位の同時誘拐の『存在のすべてを』もラスト感涙でした。
今回は爆破事件とSNS。
先日『俺ではない炎上』(浅倉秋成著)を読み。SNSの恐ろしさを肌で感じました。
「踊りつかれて」もSNSでの誹謗中傷で人の人生を狂わせていく様子が描かれるようです。
読みます!
両賞の発表は7月16日水曜日です。
参加しています、クリックしていただけたら嬉しいです♪
↓