★女流作家
いや〜、読みごたえありました!! 最初から最後まで銀掘りの山に生きる「ウメ」の壮絶な人生。 千早茜さんの作品は初めてですが、筆力申し分なし♪ Amazon★4.3 ★5=61% 戦国末期、シルバーラッシュに沸く石見銀山。天才山師・喜兵衛に拾われた少女ウメは、…
安壇美緒さんは、初めての作家さんでしたが、いい作品でした 2023年本屋大賞第2位 第6回未来屋小説大賞第1位 第25回大藪春彦賞を受賞 第44回吉川英治文学新人賞ノミネート 『小説すばる』連載を加筆し単行本化。 Amazon★4.4 ★5=63% 昨秋、新聞広告で見て、…
2022年11月、Twitterのタイムラインに、山本文緒さんの著書のツイートが流れてきました。 山本文緒さん…お名前は存じていましたが、著書を読んだことはありませんでした。 初めて読む山本文緒さんの作品が遺作とは。 内容に触れていますので、知りたくない方…
小川洋子さんの著作を読むのは、2012年に出版された『人質の朗読会』以来。 前回から10年以上開いてしまいました。 本の帯には 舞台という、異界。 舞台という、奇跡。 演じること、観ること、観られること。 ステージの此方と彼方で生まれる特別な関係を描…
目次: 男女六人を惑わす賀集ヒカリとは ヒカリと付き合った6人がヒカリについて綴る思い出のヒカリ文集 設定が極端で不自然、こんなことってある? ファム・ファタールなヒカリをヒロインに「マノン・レスコー」を上演 病的だと指摘された「長続きしない人…
「イオカステ」に惹かれて読んでみました 新聞広告で見かけた『イオカステの揺籃』。 以前、『オイディプス王』という舞台を観る際に、原作本である古代ギリシャ三大悲劇の、ソフォクレス作『オイディプス王』を読みました。 こんなことが起こりうるのか…と…
Amazonの関連商品として紹介されていた本です。 著者の成田名璃子さんは、全く知らない作家さんでしたが、Amazonでは、高評価。 図書館で借りて呼んでみました。 心温まるお話、ラスト感涙。 Amazon ★4.3 ★5=54% 東京の下町の商店街のはずれにある「すみっ…
なにかを検索していたときに、Amazonの関連書籍に出ていた内館牧子さんの『終わった人』を読みました。 Amazon ★4.1 ★5=50% 舘ひろし主演で映画にもなった作品です。 主人公・田代壮介は、東大法学部を卒業後、意気揚々メガバンクに入社し、出世争いをした…
Amazonのサイトで、「よく一緒に購入されている商品」、「この商品に関連する商品」として紹介されていたので読んでみました。 真似したくなるスロウライフな喫茶ドードー お一人様専用カフェ、喫茶ドードーは、ティータイムじゃなくて、夜に開けてるお店で…
『むらさきのスカートの女』は、2019年の第161回芥川賞受賞作です。 芥川賞というのは「純文学」に対して贈られる賞、ということで、あまり好みの作品がなく…なかなか手に取る機会がないです。 話題になったので宇佐見りん著『推し、燃ゆ』は読みました。 小…
家族に恵まれない子どもたち…読むのが辛い場面もありました Amazon評価 ★4.6 Amazonのサイトを見ていると、おすすめで出ていてアマゾンの評価が高いので借りてみました。 本の帯には・・・ 育てられない。 生きてゆけない。 深い覚悟が命をつなぐ それは、血…
本屋大賞ノミネート作は好きだけど、芥川賞は感動薄め 当ブログでは、本屋大賞ノミネート作品、直木賞受賞作品の感想記事が多いです。 毎年発表になる芥川賞ですが、これまでに4冊しか読んでないです。 150回(2013年下半期) 小山田浩子 穴 146回(2011年下半…
昨年12月22日、新聞広告で、この作品を知りました。 この国の人間関係は二つしかない。密告しないか、するか──。 第18回大藪春彦賞受賞作!革命と音楽が紡ぎだす歴史エンターテイメント 文春文庫HPより この前読んでいた原田マハ著「風神雷神」では、アートに…
「源氏物語」と双璧をなす「伊勢物語」から 在原業平を立体的に 「伊勢物語」を解体、髙樹のぶ子さんの解釈、味付けで 現代語訳ではなく小説の形で著した 著者渾身の作品です。 第48回泉鏡花文学賞受賞作品。 色好みで 美男で知られる在原業平の生涯を小説に…
電車で隣の席に座った方がこの本を呼んでらっしゃいました。 「ジゼル」、バレエの「ジゼル」と関係あるのかしら? 家に帰ってググったら、面白そう! 読んでみました。 バレリーナ・上野水香さん絶賛! 「私たちの目指すべき世界が描かれていて、鳥肌がたち…
映画化されるだけあって、興味深いお話でした 東京生まれの箱入り娘・華子は、結婚を焦ってお見合いを重ね、ついにハンサムな弁護士「青木幸一郎」と出会う。一方、地方生まれの上京組・美紀は、猛勉強の末に慶應大学に入るも金欠で中退。現在はIT企業に勤め…
塩野七生さんのルネサンス歴史絵巻三部作とは? 私が借りた本は「聖マルコ殺人事件」というタイトルですが、Amazonで検索したら、 「緋色のヴェネツィア 聖マルコ殺人事件」が出てきます。 当初のタイトルは「緋色のヴェネツィア」がタイトルで、聖マルコ殺…
朝井まかて著 グッドバイ 朝日新聞に連載されていた小説です。 新聞連載時には読んでいなくて 3月に図書館に予約していましたが…次々に予約した本が届いて…時間がない~ということで 最初の10ページほど読んで諦めました。 ストーリーは… 長崎の油商・大浦屋…
親王殿下のパティシエール(2)、図書館待ちきれず 購入! 前に「親王殿下のパティシエール」が面白い、と友人に紹介していただいて読んでみましたら!! ものすご~~く面白かった! で、今回 続編は、図書館の本が回ってくるのを待ちきれず、通販で購入し…
お友達が紹介してくださった本、「親王殿下のパティシエール」を読み終わりました。 篠原悠希さんという作家さんのお名前を聞くのは初めて、読むのも初めてでしたが…すごく面白かったです。 「親王殿下のパティシエール」には、「親王殿下のパティシエール(…
新聞広告に心を掴まれて… 昨年 2019年6月29日の新聞広告に出ていた「いつかの岸辺に跳ねていく」。 書店員さんから驚きと絶賛の声、続々! ラストの反転は本当に見事!! 眼前の景色を一変させるこの展開は 極上の加納マジックが生み出した奇跡。 誰かを救…
朝日新聞の「売れてる本」欄で紹介されてました 「売れてる本」というだけあって、発行から1年経つ(2018年12月20日初版)のに、まだ図書館で500人以上の方が貸し出しを待ってらっしゃいます。 恋愛が描かれるのは若者中心の事が多いですが、中年の、不倫で…
タイトルに惹かれるが 騙された感 笑 友人がお勧めしてくれたので読んでみました。 なかなか、イラつく内容です 笑 主人公の夫・章に説教しに行きたいw 話を面白くするためにわざとイヤな夫に仕立て上げているのでしょうが…どういう展開になるのか、と我慢…
新聞広告で見て 読んでみました 親からの虐待(暴力・ネグレクト)、貧困、いじめ などで命の危機に晒されている子どもたちを救いたい、新米児童救命士の長谷川の奮闘、仕事上のパートナーであり先輩の新堂との関係…興味深く読みました。 いじめや虐待、誘拐…
本屋大賞2019にノミネートされた 芦沢央著「火のない所に煙は」を読みました。新潮社のHPには 「神楽坂を舞台に怪談を書きませんか」。突然の依頼に、かつての凄惨な体験が作家の脳裏に浮かぶ。解けない謎、救えなかった友人、そこから逃げ出した自分。作家…
2018年本屋大賞 9位の作品 村山早紀著 百貨の魔法を読みました。 本の帯には、 「時代の波に抗しきれず、「閉店が近いのでは?」と噂が飛び交う星野百貨店。 エレベーターガール、新人コンシェルジュ、宝飾品売り場のフロアマネージャー、 テナントのスタッフ…
以前 ブロともさんから オススメ頂いた 高殿円著「上流階級」を読みました。 神戸~阪神間あたりが描かれていてとても興味深く 楽しく読みました。 同じく 高殿円著「政略結婚」、朝日新聞読書欄で紹介されていました。 幕末から昭和までの時代を3人の女性と…
「土佐堀川 広岡浅子の生涯」を読みました。面白く 元気が出る作品ですのでおすすめです! ご存知 昨秋から今春にかけて放送されたNHK朝ドラ「あさが来た」の原作本です。 ドラマとは違って 史実に忠実に書かれています。ドラマでは、姉・はつ(宮﨑あおい)…
林真理子著 「野ばら」を読みました。 ヅカファン諸姉はすでにご存知かも知れませんが… タカラジェンヌが主人公なんです。 週刊文春に連載されていたんですね。 連載 2003年1月16日号から2003年10月30日号 2004年 単行本 /2007年 文庫本 刊行 「野ばら」の…