happyの読書ノート

読書感想を記録していこうと思います。 故に 基本ネタバレしております。ご注意ください。 更新は、忘れた頃に やって来る …五七五(^^)

【彩瀬まる】「神様のケーキを頬ばるまで」読了♪

彩瀬まるさんの著作、『新しい星』が2021年下半期の直木賞候補になったので、彩瀬まるさんの本を2冊読みました。 Amazonのサイトで、高評価だった、『神様のケーキを頬ばるまで』を読みました。 Amazon評価 ★4.6 『神様のケーキを頬ばるまで』は、5編の短編…

【伊岡瞬】朽ちゆく庭|イヤミスだけど、ある事件発生でラストまで一気読み!

ミステリーというジャンルは、謎解きが面白くて、以前よく読んでいましたが、最近は、青山美智子さん、伊吹有喜さん、瀬尾まいこさん、町田そのこさんら、心がほっこりする ややライト目の作品を読んで癒やされています。 最近読んだ本、今年の本屋大賞『同…

【林真理子】小説8050|読むのが苦しい場面も…希望のラストに救われました

Amazon評価★4.2 図書館に予約して1年余り、ようやく回ってきました。 8050とは… 引きこもりの若者が存在していたがこれが長期化すれば親も高齢となり、収入に関してや介護に関してなどの問題が発生するようになる。これは80代の親と50代の子の親子関係での問…

【本屋大賞】逢坂冬馬著『同志少女よ敵を撃て』|読むのが辛い、最後まで怒涛の殺戮

第11回アガサ・クリスティー賞大賞受賞作 …にして 本屋大賞2022年グランプリ 『同志少女よ敵を撃て』を読みました。 Amazon評価 ★4.4 あらすじは、 独ソ戦が激化する1942年、モスクワ近郊の農村に暮らす少女セラフィマの日常は、突如として奪われた。急襲し…

【直木賞候補作】彩瀬まる著「新しい星」|それぞれの人生を応援したくなる物語

2021年下半期 直木賞(第166回)候補作5作の中の一作、彩瀬まる著「新しい星」を読みました。 2021年下半期 直木賞候補作には、直木賞を受賞した2作「黒牢城」「塞王の盾」の他に、 本屋大賞を受賞した「同士少女よ敵を撃て」「ミカエルの鼓動」と、この「新…

【中山七里】死にゆく者の祈り|残り10ページ、と言うところでどんでん返し!

中山七里さんの作品は、以前、映画にもなった「護られなかった者たちへ」を読みました。 中山七里さんは、「どんでん返しの帝王」の異名をとるミステリー作家さん。 今回は、「死にゆく者の祈り」を読みました。 どんなどんでん返しが待ち受けているのか、ワ…

【角田光代】月と雷|根無し草親子に奪われた普通の暮らしとその後

角田光代著「月と雷」を読みました。 初音映莉子・高良健吾主演で映画化されているようですが、映画は観てません。 Amazon評価 ★4.6 幼いころ、泰子の家でいっとき暮らしをともにした見知らぬ女と男の子。まっとうとは言い難いあの母子との日々を忘れたこと…

【2022年本屋大賞5位】浅倉秋成著「六人の嘘つきな大学生」、面白くて一気読み!!

2022年の本屋大賞にノミネートとされた時から気になっていました。 浅倉秋成著「六人の嘘つきな大学生」 Amazon評価 ★4.5 成長著しいIT企業「スピラリンクス」が初めて行う新卒採用。最終選考に持ち込まれた六通の封筒。個人名が書かれたその封筒を開けると…

【小川糸】さようなら、私|小川糸作品にしては…ちょっと期待外れ…

小川糸さんの作品は、デビュー作の「食堂かたつむり」(2008年)と本屋大賞ノミネート作品の「つばき文具店」(2016年)、続編の「キラキラ共和国」(2017年)、「ライオンのおやつ」(2019年)の4冊を読みました。 特に、「つばき文具店」と「キラキラ共和…

今村夏子著「星の子」|カルト宗教にハマる家庭の子供は救われるのか不幸になるのか?

芥川賞作家、今村夏子さんの「星の子」を読みました。 すごく読みやすいのと、どうなる、どうなる?と先へ先へと気持ちがはやって、読むのに1日かからなかったです。 Amazon評価 ★3.9 林ちひろは中学3年生。病弱だった娘を救いたい一心で、両親は「あやしい…

【一穂ミチ】パラソルでパラシュート|随所で声出して笑ったけど、意外と深い話

2022年本屋大賞ノミネート・第165回直木賞候補作の「スモールワールズ」を読んで、その後に書かれた作品も読んでみようと、 「パラソルでパラシュート」を読みました。 軽妙な会話、くすっと笑わされる比喩、漫才のようなツッコミとスルーがこれまた面白い。…

【林真理子】話題の実名不倫小説「奇跡」|本を売りたいだけの小説に思えました

これはフィクション? ノンフィクション? 読み終わった瞬間、すごく微妙な気分になりました。 「奇跡」というわりに感動も何もなくて、ボーゼン。 まずこれはフィクションなのかノンフィクションなのか、という疑問。 終章を読み終え、最後のページを捲ると…

【瀬尾まいこ】「僕の明日を照らして」読了|耐えて努力する隼太にエールを送り続けたけれど…

初めて読んだ瀬尾まいこさんの本は、本屋大賞を受賞した「そして、バトンは渡された」(2018年)でした。 ご自身の体験をもとに書かれた「夜明けのすべて」(2020年)も読み、じわ~と温かいものがこみ上げてくる作品だったので、図書館の書架にあった「僕の…

【町田そのこ】連作短編集・「夜空に泳ぐチョコレートグラミー」|いろんな家族のかたちがあっていい

町田そのこさんの作品は、以前、2021年の本屋大賞受賞作『52ヘルツのクジラたち』(2020/4/25発売)を読み、深く感動しました。 本屋大賞受賞作の3年前に書かれた著者のデビュー作「夜空に泳ぐチョコレートグラミー」を読んでみました。 2016年、新潮社が主…

【本屋大賞】7位 小田雅久仁著「残月記」はちょっとダークなファンタジー?

「小説推理」に掲載された3編が納められた単行本「残月記」。 「そして月がふりかえる」「月景石」「残月記」 どれも薄気味悪い、大人のファンタジー。 特に、3編目の表題作「残月記」はディストピア色も濃く、読むのが、というか、文字を読んで、場面を想像…