2018年本屋大賞第8位、知念実希人著『崩れる脳を抱きしめて』を読みました。 本屋大賞の候補に挙がった時に「崩れる脳」がちょっと怖くて敬遠してました ^^; 2018年本屋大賞 大賞 かがみの孤城 辻村深月(感想文なし) 2位 盤上の向日葵 柚月裕子 3位 屍…
昨年(2024年)12月12日に、芥川賞と直木賞の候補作 各5作品が選出されニュースになっていました。 芥川賞は、芸術性を踏まえた短編に与えられる賞であり、 対象となる作家は無名か新人作家、と定義づけられているため、候補に挙がる前に作品と出会う機会は…
2024年、読んだ本の総括です。 2024年は、2023年と同数の37冊でした。 月3冊ペース。 読書ブログや、インスタの読書アカウントの方は、もっと早いペースで読んでいらっしゃると思います。 観劇、旅行、食べ歩きも趣味で、いちいちブログに感想をUPしているの…
写真:神田明神(東京都千代田区)2025年1月1日 管理人撮影 2025年、あけましておめでとうございます! 2024年に読んだ本は37冊でした。 月3冊ペース。 決して多読ではないですし、感想も拙いものばかりですが、 自分の記録用として感想を書き止めています。…
マリー・アントワネット、と言う名前は、だれしも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。 フランス、ルイ16世の王妃、フランス革命で断頭台に露と消えた女性。 その数奇な運命故に、古くから小説、映画、ミュージカル、漫画、歌劇の主人公や登場人物…
人生の脚本は、自分で書き換えられる! 生まれ変わるなら、生きてるうちに。 いい言葉ですね^^ 目次: いつも癒やしと元気を貰える森沢明夫さんの作品 マックは兄との約束、就活に心がチクチク痛みを感じています 不本意な人生なら、自分でストーリーを書…
普段、芥川賞受賞作・ノミネート作は読む機会が少ないです。 新進作家による純文学の中・短編作品であることと、 文芸誌や同人誌に掲載された作品から候補作が選出されるため、馴染がないこともあり、 たいていが、受賞されてから気がつく、という状態です。…
お久しぶりの、町田そのこ著『コンビニ兄弟』シリーズ。 今回読んだ『コンビニ兄弟3』は、2のラストで モデルのように美しい女性がテンダネスにやってきます。 ちょうど上の階から降りてきた末っ子の樹恵琉とばったり。 実はこの女性、わけありの様子。 樹恵…
本屋大賞受賞作、ノミネート作を中心に読んでいます。 2024年本屋大賞のグランプリに輝いた『成瀬は天下を取りに行く』を読みました。 現在、図書館で1921人待ちの人気図書。 帯には かつてなく、最高の主人公、現る。 各界から絶賛の声、続々。 目次: えっ…
享保の改革を主導した八代将軍・徳川吉宗。 その改革を支えた江戸町奉行、大岡越前守忠相。 この二人は切っても切れない仲で、多くのドラマや小説、映画の題材にもなっていますね。 その八代将軍・吉宗の長男・家重(幼名・長福丸)と 大岡越前守忠相のはと…
寺地はるなさんの本、6冊目は『わたしの良い子』です。 「家族」を温かい視点で描く寺地はるなさん。 今回読んだ作品は、奔放な人生を歩む妹・鈴菜が産んだ子どもを育てる姉・椿の物語。 他人からは母子に見えるけれど「伯母と甥」という血の繋がらない関係…
『青ノ果テ』『月まで三キロ』に次いで『八月の銀の雪』を読みました。 怒涛の3冊連続、伊与原新さんの著書。 現在、NHKで放送中の伊与原新さん原作の『宙わたる教室』も大好評のようです。 朝ドラ「おむすび」は不評だけど…「3000万」「宙わたる教室」は《…
本屋大賞の10冊と直木賞受賞作、候補作を中心に読んでいます。 11位以下にも素敵な作品もありますし、名のある選考委員が選んだ直木賞受賞作もありるので 10位という枠にとらわれずに読んでみようと思い立ち、ググっていると。 伊与原新著『月まで三キロ』、…
2024年10月8日からNHK総合「ドラマ10」(火曜日 午後10:00〜午後10:45)で放送が始まった『宙わたる教室』の原作本の著者、伊与原新さんの作品、 『青ノ果テ』を読みました。 目次: 地学、天文、気象がふんだんに織り込まれています 謎解きの面白さも堪能 …
著者の藤岡陽子さんの経歴は、 大学卒業後、報知新聞社でスポーツ記者をされていましたが、3年半で退職。 その後…タンザニアの大学に留学、スワヒリ語を学び、卒業せずに帰国。 帰国後は、小説を書いて、2001年、2002年、オール讀物新人賞候補に。 結婚、出…
本屋大賞2023 11位の作品、宇野碧著『レペゼン母』 Amazon★4.4 ★5=67 2022年8月10日発売 本屋大賞2023(2023年4月12日発表)10位の『#真相をお話します』が、個人的感想ですが、展開が想像つくような短編集で、これが10位???とかなり疑問でした。 2023年…
本屋大賞受賞作、候補作と直木賞受賞作・候補作を中心に読んでいます。 2023年12月14日、第170回直木賞候補作5作が発表されました。 なれのはて(加藤シゲアキ) ともぐい(河﨑秋子) 襷がけの二人(嶋津輝) 八月の御所グラウンド(万城目学) ラウリ・ク…
あなたなら誰のぎょらんを食べてみたいですか? Amazon★4.3. ★5=59% 2023年6月26日(文庫)初版2018年10月31日発売 死者が最期に遺す、赤い珠。それがもたらすのは、救いか、それとも苦しみか――。人が死ぬ瞬間に生み出す珠、「ぎょらん」。それを噛み潰すと…
第170回、直木賞受賞、万城目学著『八月の御所グラウンド』を読みました。 全くの予習なし、でしたが、登場人物のキャラが立っていることと、馴染のある京都の風景が描かれているのでとても読みやすかったです。 暑さが厳しい京都の、八月の御所グラウンドで…
前から読みたかった、青山美智子さんの著書『月曜日の抹茶カフェ』。 いつもながら、優しく温かい世界が満ちていて大好きな作品。 1話の中に必ず、素敵な言葉が出てきます。 後から読み直せるように、書きとめておこう。 目次: 『月曜日の抹茶カフェ』は『…
直木賞受賞作、直木賞候補作を読んでおきたい、と思い図書館に予約していました。 何かの受賞作でも、Amazonの評価も低く、実際に読んでもなぜこれが受賞したのか?と不思議なこともあるのですが… 嶋津輝さんの作品は、直木賞を逃しましたが、戦前〜戦後の女…
すっかり忘れてましたけど ^^; 本日、第171回芥川賞と直木賞 受賞作品が発表されました。 第171回芥川龍之介賞候補作 朝比奈秋「サンショウウオの四十九日」 尾崎世界観「転の声」 坂崎かおる「海岸通り」 向坂くじら「いなくなくならなくならないで」 松…
やっぱり東野圭吾のミステリーは面白い!! 東野圭吾さんの著作は、ミステリーでありながら、感動を呼ぶストーリーが心の琴線に触れ、涙することも… 最近読んだ東野圭吾作品は、『クスノキの番人』。 主人公の成長物語(胸熱♪)と謎解き。 『ナミヤ雑貨店の…
図書館の予約数が多くてやっと届いた作品 すごく注目度が高いのね!!と期待が大きかった分、読んで風船がシューっとしぼんだ感じ。 えっ? これが本屋大賞の10位以内に入ったのなぜ??と若干のギモン。 藤岡陽子著『きのうのオレンジ』、本屋大賞の一次投…
初めて読んだ『東京すみっこごはん』の温かい作風に惹かれて、成田名璃子さんの作品を読みたい、と、 以前図書館で『今日は心のおそうじ日和2』を借りて読んでしまいました。 今回、『今日は心のおそうじ日和』の1にあたる方を読みました。 目次: 6章からな…
じわ〜っと温かい気持ちになる青山美智子さんの作品。 久しぶりに出会いました、本屋大賞7位の『リカバリー・カバヒコ』 タイトルを初めて見た時、カバヒコ? 何?ってなったのですが… 日の出公園に置いてあるカバのアニマルライド、人呼んで「リカバリー カ…
瀧羽麻子さんの作品は、『もどかしいほど静かなオルゴール店』『うさぎパン』を読んで、今回が3作目です。 今回の本は明らかに前の2冊とは違うテイスト。 ただ、温かい気持ちになれるのは、前2作と同じです。 『乗りかかった船』は、造船会社が舞台で、船の…
2016年・第155回芥川賞受賞作『コンビニ人間』、読みました。 目次: 内容紹介 普通ではない自分を殺して、息を潜めて生きてきた子供時代 コンビニ店員として社会に組み込まれることで安心する 「普通の女性」は結婚するもの? 白羽との出会いと利害一致の同…
昨年8月26日の新聞に大きな広告が出ていた『アリアドネの声』。 新聞広告のキャッチーな言葉が私の心を鷲掴み! 書店、SNSで話題騒然、全国から絶賛の声! 胸を刺す衝撃の長編ミステリー 二度読み必至の超どんでん返し! 続々重版5刷 『アリアドネの声』新聞…
宝塚歌劇で上演が決まった『夜明けの光芒』。 この作品の原作がチャールズ・ディケンズ著『大いなる遺産』という事なので、読んでみました。 上下巻の長編で、読みきれるか=最後まで読み通す根気があるか、試される小説なので、読む前にちょっと怯みました …