happyの読書ノート

読書感想を記録していこうと思います。 故に 基本ネタバレしております。ご注意ください。 更新は、忘れた頃に やって来る …五七五(^^)

【恒川光太郎】「草祭」読了しました|ノスタルジック妖怪ファンタジー

大人のファンタジー 恒川ワールド全開で楽しみました! 恒川光太郎さんの作品は、2作目なんですが、以前読んだ「夜市」が面白くて! 久しぶりに恒川ワールドを堪能しました^^ ファンタジーホラーと言うジャンルですが、あまりオドロオドロしくなく、大人の…

【吉田修一】肩透かし!「爆弾」不発で心に響かなかった「静かな爆弾」読了

新聞広告に出てた呉勝浩さんの「爆弾」。 爆弾魔の悪意に戦慄する、ノンストップ・ミステリー、というフレーズに掴まれて、図書館で検索したところ、4月20日に発売したばかりで、検索結果には上がってこず。 検索結果の一番上に出てたのが、吉田修一著「静か…

【柚木麻子】「3時のアッコちゃん」読了 アッコちゃん登場しない2編はイマイチ

先日、図書館で柚木麻子さんの「ナイルパーチの女子会」を読んで、面白かったので、本屋大賞ノミネート作だった「ランチのアッコちゃん」のシリーズ続編になる「3時のアッコちゃん」を読んでみました。 4編中、2編はアッコちゃん登場せず 装丁が可愛いの…

【瀬尾まいこ】「夜明けのすべて」 温かく優しい物語

パニック障害の彼、PMSの彼女 小さな職場の心温まる物語 瀬尾まいこさんの、本屋大賞受賞後第一作、「夜明けのすべて」を読みました。 瀬尾まい子さんの著作は、本屋大賞受賞作で映画化された「そしてバトンは渡された」が感動作だったので、他の作品も読ん…

【柚木麻子】ナイルパーチの女子会|心理描写が巧みで一気読み!ドラマ化も納得

アッコちゃんシリーズの柚木麻子さんの作品 アッコちゃんシリーズは、「ランチのアッコちゃん」と「幹事のアッコちゃん」を読みました。 働く女性を活写されていて、読んでいてとても楽しい作品でした。 「ランチのアッコちゃん」は、本屋大賞2014年7位、201…

【直木賞】泰平の世を夢見て…死力を尽くす楯と矛の民の攻防|「塞王の楯」を読んで

第166回直木賞受賞作、今村翔吾著「塞王の楯」読了しました。 552ページ、読み始めるのに勇気のいる本でした^^; 以前、今村翔吾さんの直木賞候補作の「じんかん」を読もうと思って図書館で借りていたのに、忙しくて結局読むのを諦めて返却。514ページでし…

永松茂久著「人は話し方が9割」当たり前のようでなるほど~納得な本

2021年、1番売れた本が『人は話し方が9割』だったそうです。 図書館に予約したのが昨年の5月、ようやく届きました。 この本が発刊されたのは2019年、じわじわと売れて、昨年2021年、人気に火がついたようです。 読んで見れば、当たり前のことが書かれている…

【本屋大賞ノミネート作品】本屋大賞3位 一穂ミチ著「スモールワールズ」心に染みる短編集

4月6日水曜日に発表になった「2022年本屋大賞」 大賞は。「同志少女よ、敵を撃て」でした。 2位の「赤と青とエスキース」読了しました。こちら、大賞取るかと思っていました。 3位の「スモールワールズ」読了しました、上位入賞もうなずける、心に染みる短編…

【本屋大賞】グランプリは逢坂冬馬著「同志少女よ、敵を撃て」

本日2022年4月6日に本屋大賞が発表されました。 逢坂冬馬著 同志少女よ、敵を撃て 第11回アガサ・クリスティー賞大賞受賞作でもあります。 全選考委員が5点満点をつけての受賞は、同賞発足以来初めてだったそうです。 世界情勢がきな臭い今、この作品が、遠…

【青山美智子】赤と青とエスキース|1枚のエスキースと2人の物語

2022年本屋大賞 ノミネート作品、青山美智子著「赤と青とエスキース」を読みました 青山美智子さんの作品は、2021年本屋大賞2位の「お探し物は図書室まで」と、「鎌倉うずまき案内所」を読みました。 どちらも、連作短編集で、日々の生活や人生でちょっとし…

【原田マハ】でーれーガールズ|懐かしの1980年、モデルは著者自身

2011年初版発行の「でーれーガールズ」。 全く知らないタイトルでしたが、2015年に映画化されているんですね。 主人公の二人は高校生ですが、30年後の二人を演じたのが元宝塚歌劇団の安蘭けいさんと白羽ゆりさん、というのも知らなかった~orz 原田マハファ…

【伊岡瞬】「冷たい檻」|先が気になって、ページを繰る手が止まらない!587ページ一気読み!

2022年2月26日の新聞広告に出ていて… 「代償」「悪寒」の著者が贈る圧巻の警察小説 事件解決までの濃密な38時間 読書メーターからの引用で「ラスト1ページで鳥肌がたった」 大反響 10万部突破! 読んでみたい!と思わされるフレーズが並んでいました。 北陸…

彩瀬まる著「骨を彩る」読了

彩瀬まるさんは、初めて読む作家さんです。 彩瀬まるさんの著書「新しい星」が第166回直木賞候補に選ばれました。 惜しくも受賞は逃されましたが、一度読んでみようと思っています。 その前に、どんな作品を書かれるのか興味があり、「骨を彩る」を読んでみ…

【原田マハ】旅先で本当に大切なもの気付かされて…|「さいはての彼女」

旅とバイクにまつわる4編が収められた短編集 昨年末に同僚がオススメしてくれた原田マハさんの本です。 私が初めて読んだ原田マハさんの本は「楽園のカンヴァス」、2012年の作品でした。 この「さいはての彼女」はその4年前の2008年に出版された本で、タイト…

【青山美智子】鎌倉うずまき案内所|読み終わってから、もう一度読みなおすとなお楽しい連作短編集

「平成」という時代を逆行していく物語 6編の短編が収められています。 それぞれ短編としても読み応えありますが、それぞれのお話が繋がっているのが連作短編集の楽しいところ。 さらに、この小説は、時代を逆行しているので、そうか、あの人の若い頃にはこ…

【柚月裕子】【第166回直木賞候補】ミカエルの鼓動 一気読み!

直木賞候補作は読むことにしています^^ 第166回直木賞候補作品。 2021年10月10日発行、新聞広告で見て図書館で予約していました。 本の帯には、「気鋭の著者が医療の在り方を問う感動巨編。 手術支援ロボット「ミカエル」を操る天才外科医に託された少年の…

やっぱり騙された~!!|織守きょうや著「花束は毒」

きっとあなたも騙される。 新聞広告に、 罠、また罠。100%騙される、戦慄ミステリー! のフレーズが踊っていました。 100%騙される?? 私も騙されるのかしら? ハイ、きっちり騙されました ^^; ネタバレすると面白くなくなるので詳しくは書けないのが残…

【葉室麟】青嵐の坂|勧善懲悪ですっきり、タイトルの通り気持ちのいい風が吹き渡る読後感

愚直なまでに「正義」を追求する主人公が活躍、は、葉室麟さんの真骨頂 316ページ、そこそこの厚さの本ですが、あっという間に読めました。 いつものことながら、読後感爽やか! 正義は必ず勝つ! ⚠ネタバレあります、ご注意ください 葉室麟さんの作品に登場…

【直木賞受賞】最終章で結実の連作短編集|西條奈加著「心淋し川」

第164回直木賞受賞作「心淋し川(うらさびしがわ)」を読みました 2018~2019年「小説すばる」に掲載された6編が収められた連作短編集です。 江戸の下町、千駄木にある、澱んだ川のほとりの長屋に暮らす人達の人生を描いています。 心淋し川(うらさびしがわ…

【下村敦史】「生還者」どんでん返しの連続、手に汗握る登攀シーン、まさかのラスト!

本作も息をも吐かせぬ展開、誰が正義なのか、オセロのように変わる印象 下村敦さんの著書は、2015年に第60回江戸川乱歩賞を受賞「闇に香る嘘」(2014年8月刊行)を読みました。 主人公は盲目故に、状況を把握できないもどかしさや、忍び寄る恐怖、何を信じた…

【本屋大賞】2022年、ノミネート作品10作が発表になりました!

当ブログのサイドバーを御覧いただけばお分かりのように、本屋大賞ノミネート作品、直木賞ノミネート作品を中心に読んでおります。 ノミネート作品を読んで見つけた、好み作家さんの作品を追いかけて読んだりもしてます。 以前は、謎解きの面白さから、どん…

【本屋大賞・2位】青山美智子著「お探し物は図書室まで」|温かい言葉に勇気づけられる作品

青山美智子さん…昨年1月の本屋大賞ノミネートの時に、初めて知りました。 2017年8月、『木曜日にはココアを』(宝島社)で小説家デビューされたとのこと。 全くのノーマークの作家さんでした。 心温まる連作短編集です 一章 朋香 21歳 婦人服販売員 二章 諒 …

2021年読んだ本=39冊 原田マハ4作品、伊吹有喜5作品 マイベスト発表!

自分用の読書記録を綴る拙ブログをご覧いただきありがとうございます。 いよいよ2021年もあと少し。 2021年に読んだ本 39作品を記録しておきます。 原田マハさんの作品、伊吹有喜さんの作品が好きです 聖マルコ殺人事件 塩野七生 灯台からの響き 宮本輝 メー…

【辻村深月】「琥珀の夏」ネーミングの妙に唸る|子供の頃コミューンで過ごした夏の記憶

琥珀とは…大昔に、木の樹脂が虫などを包み込んで化石になったもの。 宝飾品になっていて、映画「ジュラシック・ワールド」にも、主人公が過去を語る時に琥珀を眺めていたような… 本著も、帯に「罪を記憶に閉じ込めて、私たちは大人になった」と本の帯にあり…

【原田ひ香】前作「東京ロンダリング」の続編|失踪屋登場で社会派テイストに

前作「東京ロンダリング」は、離婚して家を出ることになったりさ子が、賃貸物件のロンダリングをするお話でした。 今回は、失踪屋=失踪した人を探す会社を立ち上げた仙道啓太と前作で登場した「相場不動産」が勧めるロンダリングをする「影」と呼ばれる人た…

【原田マハ】「生きるぼくら」|ひきこもりだった青年が米作りで生きる喜びを実感する成長物語

ミュージアム勤務の経験があり、キュレーターをされている原田マハさんの、美術関連を題材にした作品は、切り口も鋭く、たくさんの知識・情報の宝庫で、興味深く読ませて頂いてます。 が、アートにまつわる作品が多い原田マハさんの作品の中で、アート系の作…

【原田ひ香】東京ロンダリング|人とのつながりが温かい

好きな女流作家さんは、原田マハさん、伊吹有喜さんです。 先日、手元に読む本がなくなったので、図書館で「原田マハ」さんの本を探していました。 ふと横をみると原田宗典さん、原田ひ香さんの作品も並んでいて… そう言えば、原田ひ香さんの作品は「口福の…

【本屋大賞】町田そのこ著「52ヘルツのクジラたち」涙ながらに読了

切なく温かい物語 2021年本屋大賞受賞作。ダントツの1位でした。 今でも近所の図書館に1500人近い方が貸し出しを待っておられます。 今年の流行語にノミネートされた言葉の中に「親ガチャ」という言葉があります。 「ガチャガチャ」何が当たるかわからない=…

【伊吹有喜】「四十九日のレシピ」やっぱり最後に泣かされた… 

最近、伊吹有喜さんの作品がお気に入りで、これが6作品目です。 NHKでドラマ化され、映画にもなった作品。 本の帯には、 わたしがいなくなっても、あなたが明日を生きていけるように。 大切な人を亡くしたひとつの家族が、再生に向かうまでの四十九日間。 熱…

【芥川賞受賞・本屋大賞ノミネート作品】宇佐見りん著「推し、燃ゆ」、ヅカファンとして共感する部分あり♪

本屋大賞ノミネート作は好きだけど、芥川賞は感動薄め 当ブログでは、本屋大賞ノミネート作品、直木賞受賞作品の感想記事が多いです。 毎年発表になる芥川賞ですが、これまでに4冊しか読んでないです。 150回(2013年下半期) 小山田浩子 穴 146回(2011年下半…