happyの読書ノート

読書感想を記録していこうと思います。 故に 基本ネタバレしております。ご注意ください。 更新は、忘れた頃に やって来る …五七五(^^)

伊吹有喜

【伊吹有喜】『今はちょっと,ついてないだけ』|温かい視線で描かれたシェアハウスの仲間との敗者復活戦

2022年4月に公開された映画、「今はちょっと、ついてないだけ」(玉山鉄二主演)の原作本を読みました。 伊吹有喜さんらしい、温かい人間関係が描かれていて優しい気持ちになれます。 バブルの頃、自然写真家としてもてはやされた立花浩樹は、ブームが過ぎる…

【伊吹有喜】「四十九日のレシピ」やっぱり最後に泣かされた… 

最近、伊吹有喜さんの作品がお気に入りで、これが6作品目です。 NHKでドラマ化され、映画にもなった作品。 本の帯には、 わたしがいなくなっても、あなたが明日を生きていけるように。 大切な人を亡くしたひとつの家族が、再生に向かうまでの四十九日間。 熱…

【伊吹有喜】なでし子物語|ノスタルジーが香る不思議な成長物語

伊吹有喜さんという作家さんは、宝塚歌劇で「カンパニー」を上演するというので、原作本の著者と初めて知りました。 バレエ団の団員の実情に興味津々、妻に捨てられて?、会社では崖っぷちに立たされているしがないサラリーマンの青柳さんがとてもいい味を出…

【伊吹有喜】犬がいた季節 読了、最終章、涙が止まらない。

伊吹有喜さんの作品を読むと、いつも温かい涙に濡れる 伊吹有喜さんの作品を初めて読んだのは、「カンパニー」でした。 宝塚歌劇で「カンパニー」が2018年に宝塚大劇場、東京宝塚劇場で上演されると発表になったのが2017年の6月末。 小説新潮に連載されてい…

【伊吹有喜】「彼方の友へ」|戦前戦中、少女雑誌出版に熱意を傾けた女性の人生に胸熱

直木賞ノミネート作品で 伊吹有喜作品なので読んでみました 伊吹有喜さんの作品を読むのは3作目なのですが、いつも心がじんわり温かくなるストーリーに引き込まれます。 今回は、第二次大戦中、少女雑誌「乙女の友」の編集部の奮闘と、お手伝いから初めての…

【伊吹有喜】「雲を紡ぐ」家族の再生の物語

直木賞候補作! 感動必至! 本の帯には 壊れかけた家族は、もう一度、ひとつになれるのか?羊毛を手仕事で染め、紡ぎ、織りあげられた「時を越える布」ホームスパンをめぐる親子三代の心の糸の物語。 BOOKデータベースより 「分かりあえない母と娘」と、大見…

伊吹有喜著「カンパニー」読了

今年の5月に上梓され 翌月の6月末には もう宝塚での上演が発表された 伊吹有喜著 カンパニー 先程 読み終わりました。 涙、涙の大感動~~~! 伊吹有喜ファンは 舞台予想を常とする 宝塚ファンの心理を ご理解いただけないと思うので 閲覧ご遠慮ください。 …