ネタバレあります ご注意ください。
東野圭吾が描く 不倫ストーリー。 あら珍しい。
事件の謎解きもさることながら
主人公・渡部と 不倫相手の秋葉との駆け引きが面白い!
頭では、不倫はいけない事、と分かっていて
今まではそういうことをする人間を馬鹿だと思っていたのに・・・
自分がその立場になってしまうなんて。
渡部がどんどんと深みにはまっていくところが面白いです。
不倫相手の秋葉との心理ゲームが
加速度をつけて堕ちて行くことに・・・。
横浜でデートを重ねる二人。
大黒ふ頭で虹を見るシーンがあり、
これって サザンの「Love Affair 秘密のデート」 だ
って思ったら
wikiに この曲に感化されて書いた作品だとある。
秋葉の抱える「過去」
そこに漂う怪しい空気
彼女はその事件にどのように関わっているのか?
時効目前のその事件に刑事たちも動いている。
もし彼女が殺人者でも自分は愛することができるのか、
今の家庭を壊してまで。
自問するも 秋葉を選ぼうとする渡部だが・・・・。
最後・・・びっくりなどんでん返し!! [emoji:e-451]
人間、そんなに簡単に割り切れるものなのか?と
疑問も湧きますが・・・。
友人の新谷のアドバイスが深いです。 ↓
赤い糸なんてものは二人で紡いでいくものなんだ。
別れずにどちらかの死を看取ったという場合のみそれは完成する
赤い糸で結ばれてたってことになる。
さすが、東野圭吾さん!
心に残る言葉がある。
==== 映画「夜明けの街で」は、観ていませんが
キャスティングの
主人公・渡部の岸谷五朗さんはともかく、
秋葉の深田恭子さんが イメージ違い。
秋葉はもう少し、クールで凛とした女性のイメージだなぁ・・・
欲を言えば 渡部もちょっとイメージ違う。
「江」の 豊臣秀吉の印象が強くて。
この映画、当たったんですかね?
キャスティングは重要ですよねー。