happyの読書ノート

読書感想を記録していこうと思います。 故に 基本ネタバレしております。ご注意ください。 更新は、忘れた頃に やって来る …五七五(^^)

ハプスブルクの宝剣 読了

ハプスブルクの宝剣 読了いたしました!! (以下ネタバレ注意)

 

面白かった~! 主人公・エドゥアルトが激動のヨーロッパを舞台に大活躍!

 

運命に翻弄され、 

これでもか、これでもか、と次々に降りかかる苦境の中、

人並み外れたパワーで人生を切り拓いて行くエドゥアルトの波瀾万丈の人生!

 

この「ハプスブルクの宝剣」は、宝塚の星組公演で上演が決まっています。 

トップスターの 我らが星組トップスターちえちゃん(柚希礼音)がエデュアルトを演じるのです。

 

私の頭の中では ちえちゃん扮するエドゥアルトが リアルに生きていて、

読んでる間中 エドゥアルトと共に悩み、苦しみ、夢を見てました・・・

読み終わって、脳内ドラマも終わってしまった・・・・なんだか空しい なんだか寂しい・・・

 

暗い過去を持ち、野望を抱えて 政治の中心に向かっていく姿は

スカーレットピンパーネルのショーブランの姿に重なりました。

 

この作品を読んで、初めて「ユダヤ人」が、差別され、虐げられてきたのかをリアルに感じました。

今まで勉強不足でした…

 

ハプスブルクの「宝剣」、とは 切れ者、エドゥアルトの異名なんです。

でも ユダヤ人という出自ゆえに 能力があるのに冷遇され

マリアテレジアは エドゥアルトへの愛と キリストを殺したユダヤ人を

愛してはいけない、というジレンマに苦しみ エドゥアルトに辛く当るのです。

 

エドゥアルトもマリアテレジアへの愛を感じつつも

マリアテレジアは 命の恩人フランツの妻。 

決して結ばれぬ仲なのですが・・・

 

それが なんと、またこれも最後にどんでん返しで

実は エドゥアルトはユダヤ人ではなかったことが判明!!

びっくりな展開!

今までエドゥアルトはユダヤを恥じ、隠して生きてきたけれど

ドイツ人だったと分かったにもかかわらず ユダヤとして生きていくことを決意します。

 

あ~ 宝塚の舞台が待ち遠しい!

配役は・・・

エドゥアルト(本名 エリヤーフー)         柚希礼音

マリア・テレジア(通称 テレーゼ)         夢咲ねね

フランツ(マリアテレジアの夫・神聖ローマ皇帝)   凰稀かなめ

 

サヴォイア公子 オイゲン              英真なおき 

プロイセン国王 フリードリヒ            彩海早矢

近衛将官 ケーフェンヒラー             涼紫央    

 

・・・・というのは 私の勝手な予想です。

発表を待ちましょう!!

 

星組公演はどのあたりにスポットを当てるのかなぁ?

この本すべてを演じきるには3時間でも足りないもの ( *´艸`)

1時間半なら どこに山場をもってくるのかしら?

楽しみ~♪

 

「ハプスブルクの宝剣」が、すばらしい舞台になりますように!

心から祈っております!!

 

⚠2020年3月、「NHK-FM青春アドベンチャー」ラジオドラマ化。