happyの読書ノート

読書感想を記録していこうと思います。 故に 基本ネタバレしております。ご注意ください。 更新は、忘れた頃に やって来る …五七五(^^)

青柳碧人著「むかしむかしあるところに死体がありました。」読みました

読みましたが、読了ではありません。

 

本屋大賞ノミネート作品は、読んでおきたい派なので、ノミネート第10位の、この作品も読んでみることに…。

 

「むかしむかしあるところに…」のフレーズで始まるのは、童話、おとぎ話、と相場が決まってますでしょ。

 

その、子供向けの童話に舞台と登場人物を借りたミステリー。

ミステリーと言っても短編なので、あまりややこしいトリックもなく…その分描きこみが浅く物足りない印象。

童話と死体…全然結びつかないものをあえて結びつけてサプライズ。

「本当は恐ろしいグリム童話」(未読)という本がありましたが、ああいったラインを狙ったのでしょうか?

もう少し軽いノリのようですが。

 

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  1. 一寸法師の不在証明
  2. 花咲使者伝言
  3. つるの倒叙がえし
  4. 密室竜宮城
  5. 絶海の鬼ヶ島

の5話が収められています。

 

ちゃんと読んだのは 一寸法師と鶴の倒叙返し 密室竜宮城の3話です。

 

文章運びのせいか、ストーリーそのものに引き込まれなかったのかわかりませんが、全然ページが進みません。

 

誰でも知っている昔話に、ミステリーで新たな息を吹き込んだ意欲作、ということでしょうか。

本屋大賞にノミネートされたのも、視点を変えて描かれた面白さが受けたのかな。

 

私は「密室竜宮城」の後、もういいかな、と図書館に返却することにしました。

大勢の方が待ってらっしゃるので。

 

ちなみに…昨日 2020年8月19日、今度は海外の童話を使った「赤ずきん、旅の途中で死体に出会う。」が発刊になりました。

 

こちらも売れるんでしょうか。

 

私の好みではなかったです。