私が大好きな「本屋大賞」
2006年のノミネート作品で、第8位、第35回直木賞候補にもなった作品、
「ベルカ、吠えないのか」読みました。
過去の本屋大賞受賞作は → これまでの本屋大賞
真っ黒なシェパードが、吠えているっ!!
インパクトのある表紙だこと!!
ベルカって? どんな犬なんだ??
ネタバレあります ご注意ください
始まりは太平洋戦争中のキスカ島(アリューシャン列島)。
日本軍の軍用犬3匹とアメリカの捕虜犬1匹が
日本軍のキスカ島撤退作戦により 島に取り残された。
アメリカ軍に、保護された犬達は、
それぞれの運命を背負い、バラバラに引き取られていった…
時間と空間が壮大なスケールで描かれています
このスケールのデカさは、
2012年 本屋大賞2位の「ジェノサイド」彷彿。
太平洋戦争中から、戦後、そして1970年代までの時の流れ。
キスカ島から、ベーリング海の荒波を越えて
アラスカから、アメリカ大陸を南下
一方、ソ連のツンドラ地帯から南へと下り、
広大な大陸を駆け抜けていく。
そして犬達は、子孫を増やし、犬達の系譜が生まれたのです。
ベルカ、とは、
ソ連の宇宙船・スプートニク5号に乗せられ、
地球に生還した英雄犬の名前。
著者の、たたみかけるような、短いフレーズの文章が
独特のリズムで、緊張感を生み出しています。
犬よ、犬よ、おまえはどこにいる?
このところ、バタバタしていて、
頭の中がキラキラしていて、
読んでから1週間以上経過してしまいました。
んで、図書館に返す前に、書いた感想メモを失くしたので
うろ覚えです
本は、6月の最初に図書館に返却してしまい
細かいところの確認が出来ず。 orz
テキトーな感想文で、ちょっぴり残念。