happyの読書ノート

読書感想を記録していこうと思います。 故に 基本ネタバレしております。ご注意ください。 更新は、忘れた頃に やって来る …五七五(^^)

【本屋大賞】2022年、ノミネート作品10作が発表になりました!

当ブログのサイドバーを御覧いただけばお分かりのように、本屋大賞ノミネート作品、直木賞ノミネート作品を中心に読んでおります。

 

ノミネート作品を読んで見つけた、好み作家さんの作品を追いかけて読んだりもしてます。

 

以前は、謎解きの面白さから、どんどんページが進むミステリーが大好きだったのですが、最近では、心温まる感動作を読むことが増えてきました。

 

本屋大賞ノミネート作品には、そんな、勇気が出るような、明日への希望を持てるような、人生を肯定して進んでいけるような作品が多いように思います。

 

本屋大賞2022 ノミネート作品 10作

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1月20日に発表になると知って、今日の日を楽しみにしていました。

私が読む予定の本は入ってるかしら?と気になりながら。

 

今日発表になったノミネート作品10作です ↓

『赤と青とエスキース』 青山美智子
『硝子の塔の殺人』 知念実希人
『黒牢城』 米澤穂信
『残月記』 小田雅久仁
『スモールワールズ』 一穂ミチ
『正欲』 朝井リョウ
『同志少女よ、敵を撃て』 逢坂冬馬
『星を掬う』 町田そのこ
『夜が明ける』 西加奈子
『六人の嘘つきな大学生』 浅倉秋成

太字は、読書予定の本、赤字は、既読の本

 

10作中、既読は「正欲」のみ。

『桐島、部活やめるってよ』でセンセーショナルにデビューした朝井リョウさんの作品は、これを含めて2冊しか読んでません。

若くして天才、と呼ばれている朝井リョウさん。

 

「正欲」の新聞広告に、

「みんなのヒミツ、暴かれた。朝井さん、やっちまったね。どうなっても知らないから。」――高橋源一郎さん(作家)

 

高橋源一郎さんのコメント、すごくキャッチーで、

え?どんな秘密??って読んだんですけども…共感しづらいし、ん~~~~。

これも「多様性」なんでしょうけど、感動ポイントを見つけられず、でした。

 

ノミネート作品はこんな本

赤と青とエスキース 青山美智子著《読書予定》

2021年本屋大賞2位の「お探し物は図書室まで」の著者青山美智子さんの作品です。

2位だけあって、心温まるお話だったので、「赤と青とエスキース」にも期待!

2度読み必至の仕掛けに満ちた傑作連作短編とのこと、面白そう!

 

メルボルンの若手画家が描いた1枚の「絵画(エスキース)」。

日本へ渡って30数年、その絵画は「ふたり」の間に奇跡を紡いでいく――。

PHP研究所HPより引用

 

硝子の塔の殺人 知念実希人著

作家デビュー10年 実業之日本社創業125年 記念作品

雪深き森で、燦然と輝く、硝子の塔。
地上11階、地下1階、唯一無二の美しく巨大な尖塔だ。
ミステリを愛する大富豪の呼びかけで、
刑事、霊能力者、小説家、料理人など、
一癖も二癖もあるゲストたちが招かれた。
この館で次々と惨劇が起こる。
館の主人が毒殺され、
ダイニングでは火事が起き血塗れの遺体が。
さらに、血文字で記された十三年前の事件……。
謎を追うのは名探偵・碧月夜と医師・一条遊馬。
散りばめられた伏線、読者への挑戦状、
圧倒的リーダビリティ、そして、驚愕のラスト。
著者初の本格ミステリ長編、大本命!

実業之日本社HPより引用

以前実業之日本社創業120周年記念作品 伊吹有喜著「彼方の友へ」を読みました。

戦前戦後を通じて雑誌編集者の女性が活躍する感動作でした。

5年後の125周年記念作品は、前回の記念作品とは趣を異にする殺人事件を扱うミステリー??

 

紹介文「雪深き森で、燦然と輝く、硝子の塔」って読んだだけで、胡散臭いと言うか、そんなのありえ無いだろっ!っていう、ぶっ飛んだ設定で興味をそがれました。

 

「白い巨塔」といタイトルでは塔は象徴でしたが、本作は、本当の塔の中で事件が起きるようですね。

 

このクローズド・サークルミステリーは、「名探偵コナン」を思わせますがどうでしょうか?

 

知念実希人さんの作品は、以前本屋大賞にノミネートされた「ひとつむぎの手」が泣けて、大好きでした。

 

今作は、作家さんの評を読んでいると、なにか「仕掛け」があるようですね。

そこが読みどころなのでしょう。

 

タイトルに「殺人事件」とつく作品はたくさんありますが、普段、殺人事件は身の回りで起きないし、トリッキーでもないので、こんなに殺人事件が起きてたら、捜査一課も人が足りないよね、って思ってしまいます。

 

黒牢城 米澤穂信著 《読書予定》

昨日、第166回直木賞を受賞した本作。

本能寺の変より四年前、天正六年の冬。織田信長に叛旗を翻して有岡城に立て籠った荒木村重は、城内で起きる難事件に翻弄される。動揺する人心を落ち着かせるため、村重は、土牢の囚人にして織田方の軍師・黒田官兵衛に謎を解くよう求めた。事件の裏には何が潜むのか。戦と推理の果てに村重は、官兵衛は何を企む。デビュー20周年の到達点。

 Google Booksより引用

ミステリー✕歴史もの、面白そうですね^^

カドブンのサイトでは、

史上初 四大ミステリランキング完全制覇!

第12回山田風太郎大賞受賞

期待大!

残月記 小田雅久仁著 《読書予定》

近未来の日本、悪名高き独裁政治下。世を震撼させている感染症「月昂」に冒された男の宿命と、その傍らでひっそりと生きる女との一途な愛を描ききった表題作ほか、二作収録。「月」をモチーフに、著者の底知れぬ想像力が構築した異世界。足を踏み入れたら最後、イメージの渦に?み込まれ、もう現実には戻れない——。

 Google Booksより引用

「著者の底知れぬ想像力が構築した異世界」とは一体…

どのようなものか、体験してみたいです。

小田雅久仁さん、初めて読む作家さんです。

スモールワールズ 一穂ミチ著 《読書予定》

第165回直木賞候補作、ということで図書館に予約してますがまだ回ってきません。

夫婦円満を装う主婦と、家庭に恵まれない少年。「秘密」を抱えて出戻ってきた姉とふたたび暮らす高校生の弟。初孫の誕生に喜ぶ祖母と娘家族。人知れず手紙を交わしつづける男と女。向き合うことができなかった父と子。大切なことを言えないまま別れてしまった先輩と後輩。誰かの悲しみに寄り添いながら、愛おしい喜怒哀楽を描き尽くす連作集。

Amazon 紹介ページより引用

「BL界の鬼才恐るべし」――北上次郎さん(日本経済新聞 5月6日書評より)という評も。

 

そう言えば…2020年の本屋大賞「流浪の月」の著者、凪良ゆうさんもBL作家さんでしたね。

一穂ミチさんも一般小説でもご活躍されそうです。

 

同志少女よ、敵を撃て 逢坂冬馬著 《読書予定》

直木賞候補作。

アガサ・クリスティ大賞で史上初の選考委員全員5点満点をつけたそうです!!

アクションの緊度、迫力、構成のうまさは只事ではない。とても新人の作品とは思えない完成度に感服。──北上次郎

Google Books

大絶賛! これは読まねば♪

独ソ戦が激化する1942年、モスクワ近郊の農村に暮らす少女セラフィマの日常は、突如として奪われた。急襲したドイツ軍によって、母親のエカチェリーナほか村人たちが惨殺されたのだ。自らも射殺される寸前、セラフィマは赤軍の女性兵士イリーナに救われる。「戦いたいか、死にたいか」――そう問われた彼女は、イリーナが教官を務める訓練学校で一流の狙撃兵になることを決意する。母を撃ったドイツ人狙撃手と、母の遺体を焼き払ったイリーナに復讐するために……。同じ境遇で家族を喪い、戦うことを選んだ女性狙撃兵たちとともに訓練を重ねたセラフィマは、やがて独ソ戦の決定的な転換点となるスターリングラードの前線へと向かう。おびただしい死の果てに、彼女が目にした“真の敵"とは?

Hayakawa Onlineより引用

あまり読まないジャンルの本です。

が、本屋大賞ノミネート作品なら読みます!

緊張が強いられそうな内容ですね。

「虐殺器官」「ジェノサイド」「ベルカ、吠えないのか」…あたりの胸苦しさを伴いながらの読書になりそう。

星を掬う 町田そのこ著 《読書予定》

2021年本屋大賞グランプリを受賞した「52ヘルツのクジラたち」の著者。町田そのこさんの作品。

すれ違う母と娘の物語、だそうです。

そう言えば…母と娘がうまくいかない、というテーマ、52ヘルツのクジラたちの主人公もそうでした。

 

千鶴が夫から逃げるために向かった「さざめきハイツ」には、自分を捨てた母・聖子がいた。他の同居人は、娘に捨てられた彩子と、聖子を「母」と呼び慕う恵真。四人の共同生活は、思わぬ気づきと変化を迎え――。

中央公論社HPより

今度はどんなストーリーで胸熱にしてくださるのか、楽しみです。

夜が明ける 西加奈子著 

思春期から33歳までの男同士の友情と成長の物語だそう。

貧困、虐待、過重労働…と読んだだけで重苦しい気分になりそうです。

苦手そうなので読むのはやめておきます。

 

「砂に埋もれる犬」を読んでいたのに、主人公が可哀想で 展開に嫌な予感しかしないから読み進めず、途中で返却してしまいました。

 

最近、虐待とかネグレクトとかのテーマが入っている作品が多くて辛い…

六人の嘘つきな大学生 浅倉秋成著 《読書予定》

成長著しいIT企業「スピラリンクス」が初めて行う新卒採用。最終選考に残った六人の就活生に与えられた課題は、一カ月後までにチームを作り上げ、ディスカッションをするというものだった。全員で内定を
得るため、波多野祥吾は五人の学生と交流を深めていくが、本番直前に課題の変更が通達される。それは、「六人の中から一人の内定者を決める」こと。仲間だったはずの六人は、ひとつの席を奪い合うライバルになった。内定を賭けた議論が進む中、六通の封筒が発見される。個人名が書かれた封筒を空けると「●●は人殺し」だという告発文が入っていた。彼ら六人の嘘と罪とは。そして「犯人」の目的とは――。

KADOKAWA HPより引用

 

本屋大賞ノミネートの他に、

『このミステリーがすごい! 2022年版』国内編 8位
週刊文春ミステリーベスト 10 国内部門 6位
「ミステリが読みたい! 2022年版」国内篇 8位
『2022本格ミステリ・ベスト10』国内ランキング 4位

…と人気のようです。

昨年9月、図書館に予約していたのに、他の本を予約するため、一旦予約解除したのが悔やまれます。いつ回ってくることやら…orz

 

二転三転のストーリーと心理戦で、あっという間に読めそう。面白そう^^

 

 

結果発表は4月6日!

力作揃い。

新聞などの書評でお見かけしたり、広告を見かけたり、書店で平積みされている話題の本ばかりです。

 

グランプリ発表が楽しみです!