私が読む本は、直木賞受賞作、ノミネート作。そして 本屋大賞受賞作、ノミネート作が多いです。
毎年1月に本屋大賞ノミネート作品が発表になったら、その中から、これは、という本を何冊か図書館に予約して読んでます。
2021年のノミネート作品10作
- 『犬がいた季節』伊吹有喜 双葉社
- 『お探し物は図書室まで』青山美智子 ポプラ社
- 『推し、燃ゆ』宇佐見りん 河出書房新社
- 『オルタネート』加藤シゲアキ 新潮社
- 『逆ソクラテス』伊坂幸太郎 集英社
- 『この本を盗む者は』深緑野分 KADOKAWA
- 『52ヘルツのクジラたち』町田そのこ 中央公論新社
- 『自転しながら公転する』山本文緒 新潮社
- 『八月の銀の雪』伊与原新 新潮社
- 『滅びの前のシャングリラ』凪良ゆう 中央公論新社
10作品の中で、特に気になる作品 3選
犬がいた季節 伊吹有喜
ある日、高校に迷い込んだ子犬。生徒と学校生活を送ってゆくなかで、その瞳に映ったものとは―。最後の共通一次。自分の全力をぶつけようと決心する。18の本気。鈴鹿でアイルトン・セナの激走に心通わせる二人。18の友情。阪神淡路大震災、地下鉄サリン事件を通し、進路の舵を切る。18の決意。スピッツ「スカーレット」を胸に、新たな世界へ。18の出発。ノストラダムスの大予言。世界が滅亡するなら、先生はどうする?18の恋…12年間、高校で暮らした犬、コーシローが触れた18歳の想い―。昭和から平成、そして令和へ。いつの時代も変わらぬ青春のきらめきや切なさを描いた、著者最高傑作!
BOOKデータベースより
連作短編集のようですね。
18の本気、18の友情、18の決意、18の出発、18の恋…
本の内容紹介を読んでいるだけで、泣ける小説の気がしますね…。
ハートウォーミングな1冊、ぜひ読んでみたいです。
伊吹有喜さんと言えば…「カンパニー」を読みました。胸アツの小説でした。
2021年1月10日からNHKBSで「カンパニー 逆転のスワン」というドラマを放映中ですが、その原作本です。宝塚歌劇でも舞台化されました。
今、図書館に「雲を紡ぐ」を予約中です。
心がじわ~と温かくなる小説を書かれるという印象の伊吹有喜さんです。
推し、燃ゆ 宇佐見りん
推しが炎上した。ままならない人生を引きずり、祈るように推しを推す。そんなある日、推しがファンを殴った。
BOOKデータベースより
「推し」とは…今どき、なタイトル、で、燃ゆは炎上のこと?
若者らしい感性で描かれているのでしょう。
芥川賞受賞作なので、読んでみようと思いました。
滅びの前のシャングリラ 凪良ゆう
「一ヶ月後、小惑星が衝突し、地球は滅びる」学校でいじめを受ける友樹、人を殺したヤクザの信士、恋人から逃げ出した静香。そして―荒廃していく世界の中で、四人は生きる意味を、いまわのきわまでに見つけられるのか。圧巻のラストに息を呑む。滅び行く運命の中で、幸せについて問う傑作。
BOOKデータベースより
昔、ノストラダムスの予言で、地球滅亡の日にどう行動するか、という話で友人たちと盛り上がりましたが…何も起きず。
極限状態で、どのように行動するかは、人としての本質を問われますね。
「圧巻のラストに息を呑む」…どんなラストが待ち受けているのでしょう??
気になるので読んでみようと思います。
凪良ゆうさんの「流浪の月」が2020年の本屋大賞グランプリでした。
そして 今年もノミネートされましたね。
今、勢いのある作家さん、の印象です。
常連、話題の本
伊坂幸太郎さんは、本屋大賞ノミネート常連さん。
2004年のアヒルと鴨のコインロッカー に始まって、
チルドレン、死神の精度、終末のフール、ゴールデンスランバー、モダンタイムス、アイネクライネナハトムジーク、AX、フーガはユーガなど。
2021年は「逆ソクラテス」。逆境を生き抜いて逆転する??
面白そう…短編5編だそう。サクッと読めそうですね。
テレビで話題なのがジャニーズのNEWSの加藤シゲアキくんの「オルタネート」。
直木賞候補にもなっていました。惜しくも賞は逃しましたが、本屋大賞にもノミネートされています。
今回、同じく、青春小説を書かれている伊吹有喜さんの作品も同時にノミネートされているので どうなりますことやら。
本屋大賞グランプリの発表は4月14日水曜日!
どれが選ばれるのか…楽しみです!