happyの読書ノート

読書感想を記録していこうと思います。 故に 基本ネタバレしております。ご注意ください。 更新は、忘れた頃に やって来る …五七五(^^)

池井戸潤著 「ようこそ、わが家へ」読了♪

池井戸潤著 「ようこそ、わが家へ」を読みました。


相葉雅紀主演で月9ドラマになってましたね。

 

初回だけ見て ハラハラはしました・・・が

自分で本を読んだ方が もっともっとハラハラドキドキで
息苦しくなって 読むのを休憩したくらいです。

 

主人公は、真面目な銀行員 (ドラマでは主人公の父 設定が違う)
出世レースには乗りたくない派。
今は メーカーに出向しています。

 

そんな彼が ホームで若者を注意したことから始まる
ストーカー行為= 花壇が荒らされる 車に傷を付けられる 
嫌がらせがエスカレートしていきます。
見えない敵が執拗につきまとう不気味さと
いつ襲ってくるかも知れない恐怖に、手に汗握ります。

 

それと並行して 会社での不正行為が発覚。
事なかれ主義の社長と いかにも裏のありそうな営業部長がつながっているから
正しい意見をいっても却下されてしまう。

 

これは架空取引ではないのか? 正論をいってもごまかされ
それを社長に話しても埒が明かない歯がゆさ!

 

職場のイライラ 家に帰れば見えない犯人からの嫌がらせ。

 

ストレスを抱えながらも 乗り切れたのは
家族の協力と 頭のいい部下がいたからこそ。

 

池井戸潤さん自身、元銀行員だけに
会社での取引や与信のことなどの件は、鮮やかな筆致で読まされます。

 

身近なところに 犯人はいた。

 

見えない相手と闘う恐怖、
いつ終わるとも知れないストーカーとのいたちごっこ

 

そして 池井戸潤さんの真骨頂、銀行員ストーリー

 

面白かったです!