happyの読書ノート

読書感想を記録していこうと思います。 故に 基本ネタバレしております。ご注意ください。 更新は、忘れた頃に やって来る …五七五(^^)

⚠️ 基本ネタバレしております。ご注意ください。

「人生がときめく片づけの魔法」に思う・・・

5/22に図書館に予約していた 
人生がときめく片づけの魔法
ようやく 回ってきたので読みました。     14016d44.jpg


ワイドショーをにぎわし 常にベストセラーに顔をだしていますね、
友達に、金スマの録画も借りて 観てみました。

あ、最初に言っておきますが
こんまりさんが嫌いと言うわけではありませんが
ちょっとばかし 辛口評になっているかも。
そこんとこ夜露死苦 

今日も、長文失礼 

コレは若者向けの本ですな。 多分。
そこそこ年かさの者が読むと、学ぶべきことはあっても、
人生、劇的には変わらないと思います。 
いや、逆に、いい年して 片付けて人生劇的にかわったら
一体 今までどんな人生送ってたん? て そっちを疑うわ。

家の中を劇的に片付けると (中略) 人生も劇的に変わってしまう
とのこと。

ほんとか~?  (←あんまり信じてない)

ただ 
劇的に変わる人ってのは 

 汚部屋と呼ばれる 床も見えないほど物に埋もれた
  ところで生活している人

. 20代もしくは 独身、若い人・・・

なんじゃないかと思います。

テレビで片付けのbefore afterを見ると
誰だって きゃ~っと驚きの声をあげます

そのくらい afterが美しいというか
beforeが汚いというか・・・   

結局 捨てられない人の意識改革なんですね

そのキーワードが 心のときめき

物に触ってみて、ときめかない物は捨てましょうという理屈です。

あれだけいっぱい捨てたら片付かない方が不思議ですけど。

片付けられないのは遺伝でも時間が足りないせいでもない、
とのことですが・・・
意思が弱い、ってのも挙げられると思います 

片付ける前にテレビ観て、パソコン見て あら~もうこんな時間
お風呂入って寝よ~っとになっちゃう。

お客様来宅時には美しくても
だんだんと日を追うごとに暗黒地帯が広がっていく~ (以上、自分体験)

片付けをして部屋がきれいになると、
自分の気持ちや内面に向き合わざるをえなくなります

、だーって!

大袈裟な~ 

こんまりさんが言うように
押入れやタンスの奥にしまわれて 存在すら忘れ去られた物は
大切にされていた、とは言えない
という件には肯かされました

服、本、書類、小物、思い出の品の順に処分せよ、と。

一番難しいのが思い出の品。
写真については
過去の思い出よりも、今の自分を大切にしよう、と
本にも書いてあったし、金スマでもおっしゃってました。
この言葉は 一見、ものすごく前向きに聞こえますが
危険を孕んでいますよ~ 
捨ててしまったものは もう戻ってはきません。

デジカメ以前の写真は置いておきたいものです。

過去の思い出の上に人生は積み重なっていくのだから。
過去の自分なくして今の自分はないのだから。

十年後二十年後に友達同士で観て 
思い出話に花が咲いたなんてことが何度もありますよ
1人で見るんじゃなく、思い出を共有してた人と見るための写真は
絶対に置いておくべきだと、私は思います。

過去に頑張った証の賞状なども 自分の矜持を保つ為にも
こんな時代があったんだから また頑張れるさ、と
自分へのエールの役割も果たしてくれる貴重品だと思います!


こんまりさんはまだ20代の女性故
人生の一大イベントすら未経験ですし
何のプライズもお持ちじゃないのか・・・あったけど捨ててしまったのか?

結婚、出産、身内の不幸、引越し
そして 振り返るほどの過去がない。


経験もないくせに 黄色いくちばしで偉そうなことを言うな!
とは申しませんが
彼女の提唱するやり方は、年代や 独身か家族有りか否かで
大きく評価が変わるのではないでしょうか?


ものの無い時代に育った高齢者は物を簡単には捨てられません、
そして その人たちの多くが今 年金で暮らしています。

捨ててしまっても また必要になれば買えばいい、
と言う こんまりさんのご意見は
働けば必ず 来月お給料が入ってくる豊かな若者の発想で
いささか乱暴な感じがしました。 


私は、同じ近藤でも
アメニティアドバイザーの近藤典子さんの方が好きです。
ホームセンターや100均で買えるグッズを使って
それこそ マジックのように
すごく素敵な収納グッズを作って インテリアごと変えてしまいます。
もう、天晴れ!です

そして 浪花のおばちゃんリフォーマーの前出英子さん
公演会で聞いた(効いた)言葉
不要なものは何一つ 玄関の敷居をまたがせてはいけない

これが真髄でしょうね、捨てる前に、まず買わない、もらわない。
そうすると 捨てるかどうか迷うこともないし 捨てる手間も省けます。
入り口で不要なものを断つ!



詰まるところ、この本を読んでも 最終的にこの通りにするかしないかは
自分の意思にゆだねられているのだから
ま、参考程度に・・・と軽く考えましょう。 鵜呑みは超危険です!
直接コンサルティングしてもらわないと!

ちょっとしたお片付けのヒントがたくさん紹介されているので
読んで損は無い本ですが
100万部突破!のうたい文句に踊らされて読むと
がっかりもいいとこ!