今日は、先週読んだ 藤原和博著「坂の上の坂」の 感想です♪
司馬遼太郎の「坂の上の雲」のタイトルは
誰もが知るところですが
坂の上に雲はなかった、というキャッチコピーにのって
図書館に予約を入れていました。
サブタイトルが 55歳までにやっておきたい55のこと
まず 著者からのメッセージをお読みください ⇒ はじめに
55歳・・・ギリ間に合うか!?
さて・・・?
目次です ↓
第1章 世の中を信じる
第2章 幸せは自分の中にある
第3章 “いい子”は、もうやめる
第4章 会社を利用し尽くす
第5章 消費の作法
第6章 コミュニティをシフトする
第7章 パートナーと向き合う
第8章 死とお金を考える
第9章 本当に必要な備えをする
ちょっと硬そうに思うけど さら~っと読めます。
字も大きい=読みやすい アラフィフにやさしい作りとなっております。
人生のエネルギーを曲線で表して、と言うと、
皆さん いわゆる「山型」をひとつ描かれるそうです。
幼児の頃は低く 大人になるにつれ 高くなっていき、
働き盛りのピークを過ぎると 下り坂、老齢期にはまた 幼児位にさがっていく。
しかし!! 人生60年といわれた時代は過去のもの。
平均寿命が延びている現在、60年で定年で会社を辞めてから
人生の終焉を迎えるまで20~30年はある。
山は一つではなく、二つ、三つと 上向きの人生を!というのが著者の提案です。
その長~い老後を
より良く暮らすためのヒントが詰まっています。
私の心にとまった著者の提言をピックアップしてみますと・・・
入射角反射角の法則
大きく凹むと跳ね返りも大きくなる。 多少のリスクを犯しても チャレンジして
大きいものをつかめ!という 大変、アグレッシブな生き方を要求されています。
うん、でも そういう前向きな自分を感じることで 元気が出る気がしますね
正解のない時代になっていることに気づく
今までの常識が通用しない時代だからこそ、古いルールの呪縛が足かせになる。
頭で考えるより、行動に出て経験から学ぶことが大切なんですね~♪
生きた証は会社ではなく、家族に記憶される
会社のために馬車馬のように働き、それなりの矜持や自負を持っていても
所詮会社にとって一個人は歯車に過ぎず、
大きな功績を残し世間に名を知られる人など
ほんの一握りで、退職すれば忘れ去られてしまう。
家族との関係は、死ぬまで続くのだから、大切にしたい。
コミュニティをシフトする
定年で職場を失った時、自分の所属するコミュニティを他に作っておく必要があるという提言。
これは、よく見聞きしますね。
新しく テニスや囲碁のサークルに入ったとしても、仲間に馴染むのに少し時間がかかります。
だからこそ 55歳までに デビューしておく必要があるようです。
そして、ゴルフは・・・年を取ったら 遠くのゴルフ場まで行くのも大変。
自転車で行ける範囲のコミュニティに入りましょう、とは、なるほどですね♪
パートナーと向き合う
三十代、四十代、五十代から 二人主義で行動する癖をつけておかないと
いざ定年退職して二人で行動しようとしても なかなか難しいらしいです。
一人で自由に好き勝手するのは 楽だけど、やはり努力して
夫婦関係を再構築すべきなんでしょうね・・・
著者は、東京大学卒で リクルートに入社後、様々な挑戦をしてこられた方ですから
本の内容を鵜呑みにはできない部分もあります。
そんな生き方が出来る人は 千人に一人かもしれないし 一万人に一人かもしれない。
中には、真似をしたら失敗するのがオチっていう提言もありますが
突飛だからこそ 目からウロコの提言もあります。
読むなら、アラフォーあたりからがお勧めです!