⚠️ 基本ネタバレしております。ご注意ください。

西加奈子著 「きいろいゾウ」読了♪

昨日お出かけの行き掛けに「きいろいゾウ」を読み始めました。
面白くって、先が気になって、
夕食後も読みふけって、1日で文庫本1冊読み終えました。

     きいろいゾウ

宮崎あおい・向井理主演の映画の原作本です。


読み始めて知ったのですが、主人公二人は関西弁を話すんですね~
私が使ってる関西弁と違う部分もあるけど
うん、わかる、このニュアンス!
二人の会話が活き活きしてて、笑えて
楽しくてついつい先へ先へとページを繰ってしまいました♪


主人公のツマ、こと妻利愛子は、小学生の頃、
心臓の病気で1年間の入院生活を経験したのだけれど
その時、心の支えになったのが
絵本「きいろいゾウ」だった。


小さな無機質な病室にいても、きいろいゾウが夜な夜な現れ
幼い愛子が幸せになるようなお話をいっぱいして
世界中のいろんな所へ連れて行ってくれたのでした。

きいろいゾウは、大人になった今でも愛子の心の支えとなっていました。

「きいろいゾウ」の一部抜粋という形で、物語が紹介され
ムコさんの日記と交互に展開するツマの独白という形で
物語は進んでいきます。


主人公は、ムコさん(本名:武辜歩)、ツマ(本名:妻利愛子)。

ムコさんは駆け出しの小説家。
背中に、カラフルな鳥のイレズミがあるのです。
何かわけありの男なのです。

東京から、どこかの村にあるムコさんの亡くなったお祖父さんの家に移り住み
スロウな生活を送っています。

近所の人達との交流も温かく描かれています。
自然に包まれて、ゆったりとした時間を心のままに生きるツマが羨ましい!

関西弁の会話がそんな生活にピタっとはまっています。



それは、一見なんの変哲もない、穏やかな日常だけれど
少しずつ、二人の間の隙間が広がっていくのが
ムコさんの日記から読み取れます。


ある日、一通の手紙から、ムコさんに、ささやかな変化が。
それは、彼の過去と、背中のイレズミに関係あるらしいのです。
一人、東京に向かうムコさん。
一体何があったの??とページを繰る手が止まらない!

私なら、何故?どうして?と聞いてしまうかもしれないのに
ツマは、聞かない。

二人は相手が間違っていても、指摘したりしない。
深く尋ねたりしない。
「そういう事にしておく」と日記に書くだけ、ひとりごちるだけ。
ボタンを掛け違えても、そのままにしておくという、
事なかれ主義に思える私。
読んでいて、ちょっと居心地が悪かったです。


ムコさんは、過去に向き合うことで
過去にもきっちりかたをつけることができたし、
少し離れかけていたツマへの想いを新たにすることができたのでした。

メデタシ!

読後感爽やかでした。


私が以前読んだ、西加奈子さんの作品は、「ふくわらい」。
ワニに食われて死んだお父さん(・ω・ノ)ノ!の肉を食するという
異常なシーンもあり、・・・・・ ( ̄□ ̄;)!! でした。
同じ著者の作品とは思えないです!
 


以前読んだのに感想を書いていない白石一文著「快挙」
きいろいゾウと同じく、夫婦の事を淡々と日記のように書いてあるのですが
は? この文章、他人に読ませる意図はっっっ???って
聞きたくなるくらいつまらなかったです for me
んで、感想文書いてません。

他に感想書いてない本は、 

殺人鬼フジコの衝動: イラっとしたら、サクッと人殺し ありえんっっ!!
共喰い      : 暗くてどろっとした世界、なんとも言えない。