「犬から聞いたすてきな話」 読みました。
読了だなんて、そんな大げさなもんじゃございません。
サクッと1、2時間で読めてしまいます。
メルヘンですね~ 字も大きく 言葉も簡単で
小学校高学年の教科書に載せるのにいい感じ。
でも・・・私のツッコミキャラが炸裂する本でしたわ
感動している方が多くおられますが、私は辛口です!(むしろ怒ってます)
スルーできない方、批判文が苦手な方は今すぐUターンお願いします。
これは、あくまでも私一個人の感想です。
昨年、王様のブランチで紹介されて話題になったそうです。
へ~~これがね。
14編収められているけれど、1編がショートショートくらい短くて
内容ペラッペラで読み応えなし。
すぐに展開が読めてしまって面白くもないし感動もなし。
それでもこの本が、人気を博しているのは
犬のお話なので、多くの犬の飼い主(そうでない方もいらっしゃるでしょうけど)が
自分の家のワンコや、ワンコとの思い出を重ねて読むので感動するんだと思います。
読んでいて、ん?? と疑問符があちこちでつきました。
犬の檻、ケージ(cage)の事を、ずーっとゲージ(gauge)って間違って使用。
出版社のチェック機能も・・・・・orz
そして、感動仕立てにしようと言う下心が(?)見え透いて
冷めました。
この14編のお話、著者が、犬にまつわるいろんなお話を聞いて
1冊の本にまとめられたようです。
小説というのは、フィクションで、当然「嘘」の話。
モデルはあっても 虚構なのですが・・・
子供だましみたいなテクニックじゃ、感動できないわ。
3大イラッ&ツッコミポイント
上流から流れて来た犬を助ける話
河原で遊んでいた男の子達が、川の上流から流れてきた
ダンボール箱に犬が入っているのを見つけて助ける話。
ダンボールが流れるほど深い川に子供が入って助けるのか?
川の水に浸かったらでダンボールはボロボロになって
壊れてしまうのでは??
状況を全く想像できない。
高校生が近所のおじさんの飼い犬の犬小屋をつくる話
あまりにも嘘くさい。
現実の男子高校生が、近所のおじさんの犬のために
犬小屋作るというのが想像できない。
っとまぁ、ここまでは、私の想像力が欠如してるのかも知れない、
と、100歩譲ったとして…
最大のイライラポイント!!
獣医さんが安楽死を勧める話
ありえん! 絶対にあり得ない!!
もう、ここまで非現実的な話でお涙ちょうだいでイラダチMAX~!!
動物愛護の番人でもある獣医さん自ら、犬の安楽死を勧めるはずがない。
ここでは、安楽死を、という獣医さんの勧めを断って
事故で脚を1本切断したワンコを引き取って育てる夫婦が
美談に仕立てあげられてますけど。
後ろ足二本麻痺しても、犬用車いすでお散歩に行ってるわんちゃん
たくさんいるというのに、
脚を失ったくらいで、命まで奪おうとする獣医さんがいるはずない!!
もうこのお話は嫌悪感でいっぱいになりました!!
ありきたりな話を犬と絡めて感動仕立てにしたり
ここ字数稼いでる?と思しきくだりも見受けられ
期待した分、ポッカーン・・・
ワタクシ同様、がっくりこられた方のご意見、
読書メーターにたくさん載ってました。
ほっ。
この本が売れてるなんて。
へ~~~~~~~~~~~、へーボタン100連打!!