カメラが撮えた幕末300藩 藩主とお姫様 読みました。
どの国のいつの時代でも
政権が転覆する時 時代が大きく変わる時が
興味深くドラマチックですよね。
フランス革命しかり ハプスブルク家の終焉しかり。
そして 日本でも、長い長い江戸時代が終わり
明治とともに近代国家へと変貌する激動の時代を生きた人たちを
カメラが捉えていてすごく興味深い本でした。
ちょんまげ、日本髪 羽織袴の日本人が
西洋文化の影響で、
男性は山高帽子、革靴、スーツ。
女性は鹿鳴館でみかけたようなドレス着用。
男性は草履から革靴へ。窮屈な思いをされたことでしょう。
女性は、大きく広がったドレスとハイヒールに戸惑われたことでしょう。
少しずつ馴染んでいったのではなく、
いきなり 劇的に変わっていく時代に翻弄された人たちも…
この本の著者は 一人ではなく、時代や人物によって詳しい人が書いておられます。
文学ではなく 写真を楽しむ一冊。
明治時代に鹿鳴館で夜な夜なパーティがあったことは教科書や、ドラマ、映画で知ってはいても、実際の写真でドレス姿を見ることで実感できます。
写真は正直で リアルに時代を切り取りますから、
教科書に載っていることだけじゃなく 日常にこういう姿があったんだ、と
血の通った幕末維新、文明開化を観ることができました。
カメラが撮えた幕末300藩 藩主とお姫様、おすすめの一冊です!
写真が多いのですぐに読めます。おすすめです♪